第183話 ページ41
青キジは黙って私の話を聞いていたが、しばらくして口を開いた
青「はぁ.....海賊って生き物はどこまでも理解できない。」
青キジはやれやれというふうに、呆れた顔をした。
「でも、俺は今のお前の方が好きだよ。いい目をするようになったな。」
私は青キジのその言葉に、大きく目を見開く。
『ふふっ、ミホークさんと同じこと言ってる』
「は?!鷹の目に会ったのか......?」
あ、やべ。これ言わない方が良かったかな。
まあいいや。知られて困るような事でもないし....
『ねぇクザンさん。あなた海賊は好き?嫌い?』
私がそう尋ねれば、面を食らったような顔をする。
青「変なこと聞くな、お前......」
青「俺は一応海軍の大将って地位についてるわけで.....海賊を好きだなんて答えることは許されねぇよ。」
青「·····でもたまに、俺にも何が本当の正義なのか分からなくなる時がある。」
何が本当の正義、か......
青「A。次会う時は、俺はお前のことを逃がすことはできない。」
青「お前がドフラミンゴの娘だという足枷が消えることは無い。」
青「そのことを覚悟しておけ。」
父さんが本格的に動き始めるかもしれない......
ルフィやゾロはぶっ飛ばしてやる、だなんて言っていたけど、もし本当に目の前にはあの人が来たら......
自分がこうなるかもしれない覚悟はできていたはずだ。
でもみんなのことを巻き込む覚悟なんて、私には......
そんなことを考えていると、急に頭をポンっと撫でられる
青「まああんまり深く考えんなや。お前はまだ、たったの17歳なんだから。」
青キジはそう言うと、フッと笑った。
青「......それじゃあな。」
青キジは背中を向けて、私達の元を去っていった
結局、あの人は私に何を伝えようとしたんだろう......
『変な奴......』
でもなんだか......嫌いじゃない。
そんなことを考えながら、私はルフィの氷漬け体を背中に担ぎ、船へと戻った。
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ちくわ(プロフ) - ゆゆさん» いつもコメントありがとうございます...!!いつも日付変わるギリギリの時間での更新になってしまいますが、毎日更新を目指して頑張りたいです!! (2020年10月27日 11時) (レス) id: 95165ffebd (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - あれ?主さん最近更新頻度上がりました?めっちゃ嬉しいですありがとうございます。 (2020年10月27日 6時) (レス) id: 861ee0d781 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - 餅桜さん» ありがとうございます!!更新遅れてしまいすみません!!後、とても自分勝手なのですが......できれば更新などの連絡はそちらの作品のコメント欄でレスして頂けると助かります......。自分の作品と合作とで、切り替えていきたいので......本当に申し訳ないです...。 (2020年10月5日 19時) (レス) id: 95165ffebd (このIDを非表示/違反報告)
餅桜 - 164話もヤバいですね!合作の座敷童のお話も頑張りましょうね。 (2020年10月5日 19時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます!!すみません!!餅桜さんの更新の通知が届いてなかったみたいで......更新させていただきますね。 (2020年9月13日 21時) (レス) id: 95165ffebd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちくわ | 作者ホームページ:http://mitsui hisashi
作成日時:2020年8月26日 23時