魔法生物学の先生は生徒からの愛が日に日に増して困ってます

Episode2-19 退出ロンリー！ ページ4

ユウside






この暗い空気を断ち切るかのようにケイト先輩が笑顔で話しかける







ケイト［まーまー！リドルくん。そんな暗くなってもしょーがないって］






急なケイト先輩の明るい発言に俺は驚いた







リドル［ケイト……］







リドル先輩も不思議に思ったのだろう。言葉に少しの戸惑いが感じられた






ケイト［トレイくんの怪我は残念だったけど、その分リドルくんが超絶頑張ればいいじゃん♪］







リドル［あ、あぁ。そうだね］







リドル先輩は、ケイト先輩から何かを察したのかそう答える







ケイト［ささ、もう怪我人はゆっくり休ませてあげよ。退散、退散〜］








ユウ［うわっ⁉］







リドル［っ……！］






ケイト先輩は、俺とリドル先輩の背中を押し強引に部屋の外へと出させる









ケイト［ほら、エーデュースコンビにグリちゃん達も！］









エース［ちょ、ケイト先輩⁉］







デュース［いきなりどうしたんですか⁉］







グリム［おい、引っ張るとオレ様のふさふさな毛並みが……！］









バタンッ









トレイ［これは、気を使ってくれたって事なのか……？］








みんなが部屋を出た途端、静かな空間となったトレイ先輩の部屋はどこかさみしさが残っていた

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