間が悪い電話 ページ11
結局ジョンウンには、
リョウクとのことを何も話さずに、
楽しい会話だけをしてバーを出た。
アルコールを飲んでいないジョンウンに、
車で家まで送ってもらっている途中、……
Prrrrr...Prrrrr....
「ごめん、出てもいい？」
YS「ん、どーぞ」
画面に表示されている名前を見て、
………息を飲んだ。
「もしもしリョウク？！」
RW「うん、あのね夕方話したプレゼントなんだけど、
Aが決めてくれたやつ、さっき買ってもう渡したんだー！」
「…そうなんだ、」
RW「うん、すっごい喜んでもらえたよ」
「…そっかそっか、よかったね」
RW「だからAにお礼言いたくて、ありがとね」
「んーん、私別になにもしてないよ」
RW「また今度ご飯ご馳走するよ」
「うん…ありがと、」
また明日ね、と言って電話を切った。
リョウクは物凄くテンションが高くて、
きっとジョンウンにも声が漏れて会話が聞こえていたと思う。
緊張で強張っていた電話を持つ手が、
力なく膝の上にすっと落ちた。
タイミングが良いのか悪いのか、
ちょうど信号で車が停まった。
と同時に感じる、ジョンウンからの控えめな視線……。
「……別に私、平気だよ」
なんだか情けなくて笑ってみるけど、
思った以上に顔が引き攣るのが自分でもよく分かる。
…今日の夕方もそう。今もそう。数日前のバーでもそう。
いつもいつも、泣きたくなることがあった時、
ジョンウンが、現れる。隣にいる。
「なんか、私可哀想だね…笑っちゃうよね(笑)」
タイミングが、悪いの。
いっつも、こういうところを見られるから…
情けない。
信号が青に変わって、動き出す車。
YS「飲み直す？それとも、帰る？」
ちょっと前の私ならきっと断って帰る。
いや、断るべきなのかもしれない…。
でも、また…
ジョンウンの優しさに甘えたくなってしまった。
「飲み直す。」
YS「…(笑) 了解」
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mana(プロフ) - こんばんは(=^ェ^=)続きが楽しみです〜 (2014年12月25日 0時) (
レス) id: cd40030e8b (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - ともすけさん» むふふ…なんとなんとバレなかったです(っ´▽`)私の体温が高いのはきっと…ジョンウンと一緒にいるからなんですよね…///（笑） (2014年11月24日 23時) (レス) id: 49973c033e (このIDを非表示/違反報告)
ともすけ(プロフ) - きゃぁああっ!!! ウソがバレちゃう(≧艸≦) どうするの？どうするの？？ でもウソって分かっても兄さんはきっと｡｡｡ですよね(o´艸`)ﾃﾞｭﾌ 引き続き楽しみにしていまーす♪ (2014年11月23日 22時) (レス) id: cbdc0288a7 (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - ともすけさん» ともすけさーん(＾ω＾)言っちゃいました、「私」がついに積極的になってしまいました…！（笑）悪女に振り回される兄さんも悪くないですよね…（笑） (2014年11月23日 19時) (レス) id: 49973c033e (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - みこたんさん» みこたんさん！長らくお待たせしてしまいました> < 兄さん、小悪魔な「私」に振り回されちゃってますね…（笑）♪ (2014年11月23日 19時) (レス) id: 49973c033e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももか | 作成日時：2014年7月7日 13時
