検索窓
今日:9 hit、昨日:1 hit、合計:81,653 hit

予測不可能 1 -KH- ページ19

「あれっ無い…」


お、きたきた。
今日は何を無くしたんだろう。



「私のスマホが無い…っ」



鞄をごそごそ漁ったり、
テーブルの上を見渡したり慌ただしい彼女。




「ねえ、ソンミン、私のスマホが消えちゃった」



八の字に垂れ下がった眉毛から、
相当焦っているんだと分かる。



SM「スマホは消えないよ(笑)」


「だって…さっきまで電話してたのに…急になくなった」




ごめん、A。

俺はそのスマホがどこにあるのか、知ってるんだ。


でも、慌ててるAを見るのが、
実は俺の趣味だから…って言ったら引かれるのかな?


だから、もう少し、教えてあげない。



「どうしよう〜…この後友達と待ち合わせしてるのに…」



いよいよ泣きそうになってきたA。

仕方ない、今日のところはこれくらいで、
勘弁しておいてあげよう。(←)




KH「ポケット。」



俺の言葉に、
あぁ、そこがあったか!と言わんばかりに目を煌めかせて、

左のポケットを確認するA。



「…ないじゃん…」



えっ、待って。
俺、"左ポケット"って言った?
それともAは右にもポケットがあること、
今日の今日まで知らなかったの…?




Aに近づいて、
右ポケットの中に俺の手をスッと失礼する。


タイトなスカートだったから、
思った以上に太ももの柔らかな感触が手に伝わって、
危うく俺の俺が元気になりかけたことは…黙っておこう。



KH「はい」


ここ30分くらいずっとAが探していたそれを手渡すと、



「………なんで…?!」

KH「何が?」

「どこから出てきたの?!」




…今の俺の行動見てなかったの?


というか、電話をかけ終わって、
自ら右ポケットにそれを入れた瞬間を俺は見た。




けど、それを説明したところで
どうにもならないことは知ってる。



KH「急いでるんじゃないの?」

「あっ…そうだった!みんなお疲れさま!」



最後の最後まで、
バタバタ忙しく出て行った。




皆はまだスタッフらとの会話に盛り上がっていたが、
なんとなく早く帰りたい気分だった俺は、

支度を済ませて一人、早く事務所を出た。

予測不可能 2→←That man -あとがき-



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (134 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
212人がお気に入り
設定タグ:superjunior
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

moooo(プロフ) - あゆいなさん» いえいえ、こちらこそ本当にコメントありがとうございました^ ^  (2014年4月28日 21時) (レス) id: d63c73434e (このIDを非表示/違反報告)
moooo(プロフ) - みみももさん» わーよかったです^ ^ ドンヘのお話は私もお気に入りなんです← (2014年4月28日 21時) (レス) id: d63c73434e (このIDを非表示/違反報告)
あゆいな(プロフ) - ひゃー。ぎゅのお話、めちゃくちゃ理想的~。ありがとうございました。 (2014年4月27日 12時) (レス) id: 1cad9165b5 (このIDを非表示/違反報告)
みみもも(プロフ) - ドンへいい(^^)ギュもいい(^^) (2014年4月27日 11時) (レス) id: d876a8fd94 (このIDを非表示/違反報告)
moooo(プロフ) - あゆいなさん» コメントありがとうございます^ ^ ヒョクちゃんはきっとSJで1番サプライズとか上手だろうなと勝手に思って書きました← 次はぎゅを書きます、楽しみにしていてくださいね。 (2014年4月25日 23時) (レス) id: d63c73434e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ももか | 作成日時:2014年4月23日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。