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慶side
19時半。
予定より遅く仕事が終わった。
制限速度ギリギリで車を走らせ、病院に向かった。
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病院に着き、売店で貴と祐と自分のご飯と飲み物を買ってICUに向かった。
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慶｢ただいま｣
祐｢慶兄！おかえり。｣
貴｢おかえり｣
慶｢ただいま。｣
シゲは何も言わなかったけど、喋れないほど苦しいんだろうなって思い、目を合わせてニコッと笑ってあげた。
シゲも少し微笑んでくれたような気がした。
貴｢慶兄。ここ座っていいよ。｣
貴にそう言われて、シゲの隣にある椅子に座った。
慶｢シゲ。おまたせ。｣
シ｢けいにぃ…｣
今にでも消えそうな掠れた声で、俺の名前を呼んだ。
酸素マスクをつけ、腕には点滴、他は見ただけではなんの活躍をしているのか分からない機会がたくさんあって、シゲがどれだけ辛いのかがひと目でわかった。
慶｢またせてごめんな。明日は休み取ってあるからずっとシゲと一緒にいられるよ。｣
貴｢俺も休むって言っちゃったw｣
祐｢俺も土曜の部活あるけど休むつもり｣
シ｢みん…な…ごめ…ん…そんな…つもり…なかった…｣
一生懸命話すシゲ。
違う。そんな意味で言ったんじゃないんだ。
慶｢ちがうよ？シゲ。俺らは1ミリも迷惑とか思ってない。前にも言ったでしょ？｣
シ｢ん…ありが…と…｣
慶｢あ、そういえばご飯買ってきてたの忘れてたw｣
貴｢ええ！？今ここで！？｣
慶｢ごめんw食べてw｣
貴と祐が食べてる間は俺がシゲを見ていた。
たまにする咳が苦しそうで仕方ない。
貴と祐がご飯を食べ終わったみたいだから、次は俺。
腹減った…
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慶｢ごちそうさま｣
ゴミを袋に集める。
それを自分のバックの横に置いて、またシゲの隣に座った。
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貴｢うわぁもうこんな時間。シゲ、また明日ね。早く来るから。｣
たくさん話していたら時刻はもう21時になっていた。
祐｢じゃあね。シゲ兄。｣
慶｢暖かくして寝るんだよ。シゲになんかあったらすぐとんでくるからね。｣
シ｢ありがと…ばいばい。｣
慶｢うん。ばいばい。｣
こうして俺らは家に帰った。
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Ailice - 作品へのコメントありがとうございました！個人的にこのお話を前々から読まさせて頂いていたのでコメントを頂いた時嬉しかったです笑更新、待ってます！ (2018年10月3日 7時) (
レス) id: 18bedae0a2 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆいか(プロフ) - 加藤みささん» そう言ってもらえるなんて本当に嬉しいです！！ 私も加藤みささんの短編、前から読んでます！ 加藤みささんの作品大好きです...！！ 大好きな短編を書いている方にコメント頂けるなんて...嬉しいです(泣) (2018年9月27日 23時) (レス) id: 435e9dc929 (このIDを非表示/違反報告)
加藤みさ(プロフ) - 最近読み始めたんですけど、すごく読みやすくて素敵です！私も短編書いてるんですけど、参考にしたいですっ♪（上からでごめんなさい…汗 (2018年9月27日 14時) (レス) id: bdb462eccf (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆいか(プロフ) - きたあいさん» ありがとうございます！がんばります！ (2018年9月6日 18時) (レス) id: 435e9dc929 (このIDを非表示/違反報告)
きたあい(プロフ) - 頑張ってください！ (2018年9月6日 16時) (レス) id: 8486b7f55b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいか | 作成日時：2018年8月29日 11時
