弁護士 ページ3
「クソッ」
俺はゲートを潜り走り続ける。普段ならもう荘園についているはずだ。しかし一向につく様子はない。バグというものだろう。俺は諦めもう一度今回のマップ軍事工場へ戻ることにした。あれほど走っていたというのに工場に戻るのは一瞬だ。
「一体なんだって言うんだ」
俺は愚痴を零しながら反対のゲートへ向かおうと地図を開く。
「ん?」
俺は目を擦りもう一度地図を見る。みんな脱出したしハンターは地図には映らないはず、だが地図には俺ともう1人の表示があった。不審に思いながら工場へ入ると一人の少女が機械をいじっていた。
「おい、ここで何をやってるんだ?」
声をかけると少女はビクリと肩を揺らし振り替える。
「お前どこかで会ったか?」
少女を見ていると懐かしい気分になる。少女は不思議そうな顔をしたあと立ち上がりスカートをはたく。
『初めて合うと思うよ私はA、それと私は見ての通りこのマップの整備をしてるんだ、それより貴方は出ないの?ハンターももう帰ったよ』
もう3人も逃げてたし諦めたんだろうね、と小さな呟きが聞こえる。
「俺はライリー、何故かわからないが外に出れなくて困ってるんだ」
Aは少し考える仕草をすると工場の機械を撫でる。
『バグかもねこの機械も調子がおかしかったし』
そう言うとAは着いてくるように言う。先に進むAを追いかける。この後ろ姿どこかで。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『ライリーさんこっち来て!面白いものがあるんだ』
「また悪戯かなにかだろう?」
『いいから来て!』
「あ、おい行くって言ってないだろ?」
『そう言いつつ着いてきてくれるじゃん!』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
今のは記憶か?
『着いたよ、多分出られるよ』
「あぁ、ありがとう」
反対のゲートに着くとAは来た道を戻っていく。
「お前はずっとここに居るのか?」
『…ううん今日はここの整備、マップの不具合でゲームに支障が出たら困るでしょ?』
そう笑うと手を振り『またね』と行ってしまった。
Aの姿が見えなくなると俺はゲートを潜り荘園へ歩を進める。
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ぱふぇおいしいよね(プロフ) - かなとさん» 外し忘れていたみたいです!ご報告ありがとうございます (2019年6月24日 19時) (レス) id: 4a01a7d7b1 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月24日 19時) (レス) id: 06305d8099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱふぇ美味しいよね | 作成日時:2019年6月24日 18時