野掛け ページ42
貴女『うわぁ〜、綺麗!』
昼食を摂る場所を探していると、むいくんが丘に連れて行ってくれた
其処は眺めも良くて、自然に囲まれた気持ちの良いところだった
貴女『むいくん、何で此処を知ってたの?』
無一郎「甘露寺さんに教えてもらった」
貴女『流石みっちゃん』
改めて尊敬してしまう
みっちゃんは女子力が高いだけじゃなくて、本当に何でも知っているのが凄い
芝生に座ると私は風呂敷からお弁当を出し、蓋を開いて中身を見せる
貴女『じゃ〜ん!!』
無一郎「凄い、ふろふき大根もある」
貴女『今日の為に頑張って作ったんだ!』
ふろふき大根以外にもお握りに卵焼き
唐揚げ、焼き鮭、沢庵、煮物など様々なものを詰めた
今日の為に腕に縒りをかけて作ったのだ
私は箸を取り出して、ふろふき大根を少し掬い、むいくんの口元に箸を寄せる
貴女『はい、あーん!』
無一郎「ちょっ、A!?///」
ふろふき大根を箸で掴んで差し出すと、むいくんは目を丸くして固まってしまった
あれ?どうしたんだろう……
貴女『ほら、早く食べないと冷めちゃうよ?』
無一郎「うん……いただきます」
むいくんは少し躊躇いがあったが、意を決したようにぱくりと口に含んだ
そして、ゆっくりと咀噛してから飲み込んだ
可愛い、小動物みたい……
貴女『どう、美味しい?』
無一郎「凄く美味しいよ、けど一人で食べれるから」
貴女『わかってるよ、でもむいくんが可愛いから』
無一郎「かっこいい、は?」
貴女『むいくんは、十分かっこいいよ!強いし、優しいし…女の子みたいだし!』
無一郎「最後は余計」
貴女『ふふっ』
丘で笑い声が響く
こんな幸せな時間が続いてほしい
その為にも鬼を……
貴女『むいくん…』
無一郎「どうしたの?」
貴女『何でもない、呼んでみたかっただけ!』
無一郎「何それ」
むいくん
“また”来ようね…
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大正コソコソ噂話
しのぶ「無一郎くんが甘露寺さんに丘の場所を教えて貰ったのは、逢引にいい場所がないか聞きに行ったからみたいですよ!」
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ラッキーカラー
あずきいろ
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楓(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます!続編は今まだ編集中でして、九月には公開しようと思っています。(結構内容がごちゃごちゃしてるんですが、それでも宜しければパスワードはスティッチの誕生日で閲覧が可能です)編集、更新頑張るのでこれからも宜しくお願いします! (8月21日 13時) (レス) id: ccd9ca707d (このIDを非表示/違反報告)
雪 - おもしろかったです!続編も楽しみにしてます!よろしければパスワード教えてくださいますか? (8月20日 3時) (レス) @page47 id: 537cecc8c5 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 吹雪彩香さん» ありがとうございます!受験の関係で、更新遅いですが、宜しくお願いします! (2019年12月28日 20時) (レス) id: 4f59bad892 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - いつも作品見ています!更新頑張ってください(^ ^) (2019年12月28日 14時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - みみずさん» ありがとうございます!大変嬉しく思います。更新頑張りますね!これからも愛読して頂けると幸いです。槭にも伝えておきます! (2019年12月8日 0時) (レス) id: 4f59bad892 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楓 x他1人 | 作成日時:2019年10月25日 0時