無一郎の大切な幼馴染み

蝶屋敷 ページ14

貴女『じゃあ、私もむいくんが怖いので……あ、いや禰豆子ちゃんを蝶屋敷に運んで、ついでに左手を見てもらうのでこれで失礼します！柱合会議は不参加で、ではっ！』





速くこの場を離れたくて、私は咄嗟にそう言い残すと、風と共に姿を消した





貴女『誰かいませんかー？』





蝶屋敷に着き、私は扉の前で呼びかける





貴女『いないのかな？アオイちゃんかカナヲちゃんかはいると思ったんだけど』



隠「うわぁ！雪鈴様！！」





扉から一人の男の隠が出て来た

炭治郎くんを連れて行った人だ





貴女『こんにちは』



隠「こ、こんにちは///」



貴女『熱あるんですか？顔赤いですよ』



隠「いえ、元気ですっ！」



貴女『そうですか、ならお願いがあるんですが宜しいでしょうか？
禰豆子ちゃん……鬼の女の子を頼みます。それと包帯の場所を教えてもらえますか？』





私はそう言い、隠に禰豆子ちゃんが入っている箱を預けた





隠「は、はい！包帯は真っ直ぐ進んで、角を右に曲がって直ぐ見える部屋にあります。ちょうど、さっきの餓鬼がいる……」



貴女『ありがとう！』





隠の言葉を聞き、私は屋敷の中に入る


隠は私のその姿を静かに見送ってくれるが……







隠「道逆です！！」



貴女『えっ！！？あ、ありがとう！！』



隠(心配だ……)





また間違えちゃった、今日で二回目……


隠の人の言う通りに歩いていると、扉が見えた

きっと此処だろう





？？？「五回！？五回飲むの！？一日に！？三ヶ月間飲み続けるのこの薬！？
これ飲んだら飯食えないよ！すげぇ苦いんだけど辛いんだけど！
ていうか薬飲むだけで俺の腕と足治るわけ！？本当！？」





入ろうとした部屋から、聞いたことのない男の人の声がする


患者なのはわかるけど、思ったより元気すぎない？





きよ「静かにしてください！」



？？？「もっと説明して誰か！！一回でも飲み損ねたらどうなるの！？ねぇ！！」



アオイ「静かになさってください！説明は何度もしましたでしょう？いい加減にしないと縛りますからね！」



貴女『失礼しまーす！』





きよちゃんのアオイちゃんの声が聞こえたので、私は部屋に入ることにした


中にはきよちゃんとアオイちゃんの他に炭治郎くん

それとさっき叫んでたと思う金髪の男の子

そして静かにベッドで寝てる、猪の被り物を被った男の子がいた





炭治郎「あ、貴女は……！」



アオイ「Aさん！」

〃→←〃

ラッキーカラー

あずきいろ

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