政府非公認の裏ヒーロー (ページ18)

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裏ヒーロー16 ページ18

相「その不可能任務の情報はどこから集めてくるんだ？」

『私たちのスマホに届きます。メールで相手の情報や、相手のいる場所、それに一緒に引き連れるチームなど、決められています。』

ミ「一緒にいく、チーム。」

ア「たとえば、私たちのチームの名前は月華、一緒に引き連れるチームを百合とします。月華のメンバーと百合のメンバーで協力して行うのです。」

ミ「チームアップみたいな物ね！」

『その通りです』

相「わかった。ここからは鶴見、A、2人ともそれぞれで話を聞きたい。鶴見はマイク、Aは俺についてこい」

ア「『はい』」

そこから部屋を移動し、

相「じゃあまずは、お前の過去を聞きたい」

『カコ…』

相「過去」

『過去』

？？「言イタクナイナラ大丈夫」

『…気になったのですが、どなたですか？』

相「エクトプラズム。プロヒーローだ」

『…』

資料にいた人だな。

相「まずは今までどう生きていたかだ。」

『まず、私は静岡県に産まれました。そこから普通に過ごしていくうちに、親から冷たい目で見られるようになりました。こんな個性だから、こんな性格だから。』

相「個性は蜘蛛であってるか？」

『はい。』

『それで中学2年生の時、私は捨てられました。知らない河川敷に1人で車から放り出されました。その時、ちょうどスマートフォンを持っていました。スマートフォンには通知があり、それを見ると、裏ヒーローからのスカウト？でした。』

相「どういう形で来た？」

『Eメールにそのまま来ました』

私が言ったことをエクトプラズムがメモを取っていく。

相｢お金はどうしてた」

『最初は手渡しで女の人から渡されていたんですけど、後々になって銀行の口座番号を渡されて、そこからお金のやり取りをするようになりました』

エ「今マデ何人ノヴィランヲ捕マエタ？」

『…覚えてない、だけど、20以上は』

相(20以上、、しかも3年となると50以上は捕まえてそうだな。)

エ｢先程、体術ハ先輩カラ教ワッタト言ッテイタガ、ソノ先輩ハ何処ニイルカ分カルカ？｣

『亡くなりました』

相｢亡くなった？｣(亡くなったとしたらニュースになるはずだが…)

エ｢思イ出シタクナイカモシレナイガ、ドノヨウニシテ亡クナッタカ聞イテモイイカ？｣

『大丈夫です。一昨年の夏、私の先輩は今回の私みたいに1人で戦場に立たされました。私は先輩が1人で戦場に立つことを聞いて、死んで欲しくなかった。』