政府非公認の裏ヒーロー (ページ11)

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裏ヒーロー9 ページ11

『あー、遺書書いとけばよかった』

私は今、ヴィランがいるビルの前のビルの屋上にいる。

さっきから目から涙が出て止まらない。

『泣くな〜自分〜』

さっきアリスに電話をかけた。

＿＿＿＿＿
ア｢絶対にひとりでできるわけないでしょ｣

『できるよ』

ア｢じゃあ私も行く！｣

『いや、あなたはダメ。』

ア｢やだ！先輩に死んで欲しくない！｣

『大丈夫、次はあなたがチームを引っ張って』

ア｢…助けに行くから｣

『じゃあね』

＿＿＿＿＿

『本当は’’じゃあね’’なんて言いたくなかったよ』

ついに私も自分の先輩と同じことを言う日が来るとは…

『ま、こんな個性に生まれた自分を恨めよ、私』

約束の時間まで、もうすぐか…

『ヴィラン25名、要救助者1名か…1人で25人…ムズすぎるだろ』

ビルからの景色を見渡す。

皮肉にも綺麗な景色に私は少し心がモヤモヤした。

『もうすぐ先輩のところ行くからな。待ってろよ、先輩』

７：４５

『任務、、、、、開始』

私は個性を使ってヴィランの居るビルの窓を足で突き破り、中へと入った。

ヴィ｢！？ヒーローだ！殺せ！｣

部屋の隅には1人の少女、そしてそれを囲むようにしてヴィランが3名立っていた。

ヴィ｢おら！｣

1人のヴィランが個性を使って殴りかかってきたので体術で倒す。

部屋の隅にいるヴィランを個性を使って捕まえ、動けない状態にする。

『…まずは6人、』

少女は泣きながら…

少女｢助…けて｣

『もう大丈夫。安心して』

(ﾊﾞｷｭｰﾝｯ)

私が気を抜いている間にヴィランの個性で肩を撃ち抜かれた。

『ﾁｯ』

だから25人なんて無理なんだよ

血だらけになりながらもヴィランを次々と個性で行動不能にさせる。

残りは5人

『わ、私なりには……頑張ったほ、う…』

私はそこで意識を手放した。