・ ページ4
＿＿＿＿
進藤「お前に入れておきたい情報がある」
杉野「情報？」
少し声のトーンが低い 何やら真剣な声だ
進藤の声に殺せんせーも静かに聞く
進藤「お前のクラスにいる月島さんの事だ」
杉野「月島さん？」
進藤「ちょっと前から月島さんの父親と兄貴の事がニュースになっただろ？」
E組はその事を知っていた
それは家族から虐 待されていた事が原因でAは大きな傷を負ったのだ
逮捕されてから瞬く間にニュースになったのだ
進藤「俺のクラスに新聞部の奴がいてよ
父親がかなり腕のいいマスコミらしい
そこで月島さんの家族を調べたら、とんでもないことが分かったんだ」
杉野「…とんでもないこと？」
"とんでもないこと"
その言葉に全員が息を飲んだ
進藤「月島さんの母親の旧姓は＿＿＿
"浅野"だったんだ」
杉野「浅…野…？」
進藤「月島さんの母親は理事長の妹
もうここまで言えば分かるだろ？」
渚はあることを思い出していた
"學峯「この旧校舎には私の可愛い"姪っ子"がいるので顔を見に来たんですが…」"
中間テストの時に聞いた理事長の言葉＿＿
進藤「月島さんと浅野はイトコ同士
もっと近くで言えば 月島さんは理事長の姪だ」
杉野「月島さんが…」
渚「理事長の…」
茅野「姪…！？」
衝撃的な事実にクラスの空気が少し固まる
だが、この人物は冷静だった
カル「なるほどねぇ…
目付きが誰かに似てると思ったら理事長と浅野クンだったんだぁ」
進藤「他にも心当たりがあるとしたら
集会の時 月島さんが出た時 他のクラスは何も言わなかっただろ？
"浅野のお気に入り"なんて裏で言われているから
あの五英傑でさえ 逆らえない
特に月島さんに何かあれば 浅野が絶対に黙っていないからな」
進藤の言葉に全員心当たりがあった
集会の時、梅雨の時に起こった前原の事件、鷹岡の時の理事長の対応
そうなると合点がつく
だが渚達にある思いは…
杉野「進藤… 教えてくれてありがとう
俺等は月島さんが誰と身内であろうと
月島さんはクラスメイトだ
言いにくいことなのかもしれない
話してくれるまで俺等は気長に待つよ」
進藤「……そうかよ せいぜい頑張れよ」
教室の扉付近にいたAは一部始終を聞いていた
通話が終わった後のE組は杉野と同じように言っていた
杉野の言葉を聞き、話してくれるまで待つと言ってくれたことに涙を浮かべていた
A「…ホントにお人好しね
このクラスは…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 387人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かるーあ・みるく(プロフ) - 面白すぎて現在三週目です！しゅごキャラも暗殺教室も大好きなので楽しいです！それで思ったのですが、作者様もしかして妖界ナビ・ルナを読んでらっしゃったりしますか？違ったらごめんなさい！ (2022年6月25日 15時) (
レス) @page43 id: 8945b2af04 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - えれんさん» 誤字指摘、ありがとうございます (2021年7月28日 6時) (レス) id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
えれん(プロフ) - 春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香久山 です。夏きるたらしになってます……、 (2021年7月28日 2時) (レス) id: 1b00b778a6 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - 既存の曲名出すの余り好きじゃないです (2021年7月12日 17時) (レス) id: 401d318ba1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：46猫 | 作成日時：2021年5月1日 9時
