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ところ変わって誰もいない校舎裏にAはいた
その澄ました顔はまだ赤みが引いていない
両手で顔を覆うとその場にしゃがむ
A「(何やってんの、私！！
あんなこと言うなんて私のキャラじゃない！！
最悪っ！
磯貝と前原にあんなところ見られるなんて…！！
こんなことになったのも あのタコが余計なことをしたせいよ！！)」
自分が普段することがないキャラで困惑し、
怒るA
今の状態なったことを遡り、怒りの矛先は殺せんせーに向けられた
校舎に背中を預けると赤い顔を隠すように膝を抱える
A「今の私は…
誰とも馴れ合ってはいけない…
そんな資格なんてない…」
意味深な彼女の言葉は、柔らかい風によって
溶けていきカーディガンとYシャツの上から包帯を巻いている腕に触れる
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矢田「月島さーん！！」
どのくらい時間が経っただろうか、遠くから
矢田の声が聞こえた
矢田はAを見つけると駆け寄った
顔の赤みは落ち着いているため、いつもの澄ました顔だ
A「…なに？」
矢田「あのね 今ハンディキャップ暗殺大会を
始めてるの」
A「……は？」
矢田「さっき殺せんせーが花壇を荒らしちゃったでしょ？
殺せんせーがそのお詫びとして縄で縛って動けない状態になってるの
それで皆暗殺してるけど…
月島さんもどうかな？」
花壇を荒らしたことによってお詫びという名のハンデを生徒にプレゼントした殺せんせー
つまり暗殺のチャンスが大きい
普段は暗殺に対してあまり気乗りでなかったAだったが、少し考えたあと…
A「……わかった 私も行く…」
矢田「本当！？ じゃあ行こう、月島さん！」
行くと返事したAに矢田は嬉しそうに笑うと
Aの腕を引き、暗殺大会の場所へ連れて行った
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場所に着くと既に始まっていたが、縛られた状態でもヌルヌルとマッハのスピードで殺せんせーはかわしていた
Aはその様子をじっと見ると足元に3つに
枝分かれした棒を見つけた
一目で悪魔が使うような武器に似ている
Aは3つに枝分かれした棒に対先生ナイフをロープで結んでいく
時々、ロープがしっかり固定しているか確認もする
作業中に殺せんせーは顔を緑のしましま模様にして完全ナメ切っていた
最終確認が終わったAは立ち上がると、
殺せんせーを吊るしている木から妙な音を感知した
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クリーパー好き - 神小説過ぎませんか！？ (2021年12月26日 12時) (
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作者名：46猫 | 作成日時：2021年3月27日 10時
