38話 2周目の時間 by矢田 桃花 ページ34
＿＿＿
成熟の11月＿＿＿
生徒達がそれぞれ答えを出し始める そんな時期
殺せんせーの暗殺まで あと4ヶ月
生徒達は進路希望調査書を持ち、教室で順番待ちしていた
イリ「なにあのタコ
ホントに進路相談やってんの？」
教室に入って来たのは イリーナ
だがいつも露 出している格好ではなかった
タートルネックのニットに七分丈のスカート、髪は緩く下に結んでいた
イリーナの服装に全員が驚いていた
矢田「ビッチ先生…」
倉橋「フツーの服だ」
イリ「そ フツーの安物
あんた達のフツーの世界に合わせてやっただけじゃないの」
言葉が出ないのか静まり返る教室
イリーナは顔を赤らめながらも尋ねる
イリ「…何よ
やっぱり もっと露出が欲しいわけ///？」
岡島「いや… 隠した事でむしろエ ロに凄みが増した」
三村「あの人も ある意味成長した…」
鼻血を出しながらも興奮している岡島と赤めている三村
不評どころか好評だった
A「…恋は人を変える」
カル「なになに〜？
月島ちゃん 好きな人でもいんの〜？」
A「なっ…///！！」
カル「あははっ♪ 顔赤っ♪」
A「カルマ…///！！」
ふざけている間に自分の番になったAは教室を出た
赤くなった顔を何とか冷ますと教員室に入り、進路相談を始めた
＿＿＿＿
殺せん「ふむ… やはり月島さんは歌手ですか…」
A「そうよ それしか考えられない」
殺せん「ヌルフフフ… 君らしいです」
A「でも… それだけじゃダメだと思った…」
Aの進路相談のひとつ、職業だ
『第一希望 歌手』
『第二希望 音楽関係者』
A「いつ どこで転落するか分からない…
それでも音楽に関わりたいから『音楽関係者』も頭に入れたの」
殺せん「なるほど…」
そして一番の問題は志望校だ
殺せん「君の志望校は『
芸能や音楽系のマンモス校と呼ばれています
ここに入れば 全ての大学に入学権利が約束されています
同時に全てを捨てるという覚悟もありますよ」
殺せんせーの話にAは真っ直ぐ答えた
A「私の志望校は 小学生でも知ってる大きな学園
音楽が好きになってから ずっと行きたいって
願ってたの
ここに入るなら "捨てる"というよりは
"闘う"という覚悟でいるつもり
そう 思えたのは殺せんせーとこのクラスのおかげ」
殺せん「ヌルフフフ 君なら出来ますよ♪」
自分の答えを持ったA
後は受験に備えるだけだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 300人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
46猫(プロフ) - 匿名さん» 指摘ありがとうございます。 (2021年8月10日 22時) (
レス) id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - https://que.u.nosv.org/search?q=%E6%AD%8C%E8%A9%9E%20%20%E5%B0%8F%E8%AA%AC こちらです。 (2021年8月10日 20時) (レス) id: 307b832e19 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 初めまして。歌詞を載せることはダメだったはずですが。この小説以外にもどうやら載せているようなので。Q&Aの方に確認したところだめだと書いてありますよ。 (2021年8月10日 20時) (レス) id: 307b832e19 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - エルナさん» 是非とも楽しみにしていてください！ (2021年7月10日 22時) (レス) id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
エルナ - オリジナル楽しみです！(*≧∀≦*) (2021年7月10日 9時) (レス) id: 4a11265a40 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：46猫 | 作成日時：2021年7月4日 21時
