4話 君の声ひとつで ページ5
土曜日
観戦しに来てる人は沢山いる
その中には真澄達も
頑張らなきゃ
___数分後
点数はかなり差がある
やばい、負ける
レギュラーは取れないの？
そんなの
やだ
「負けるな！！！」
貴方「！……」
君は叫んでいたんだ
真澄
届いたよ
その気持ち
君の声ひとつで
こんなに変われるって
貴方「そー来なくっちゃ」
やっぱり君なんだ
君じゃなきゃダメなんだ。
真澄……ちゃんと見ててよ！
私は負けない、勝つから！
___________________
真澄side
アンタの真っ直ぐが
大嫌いなはずだった
けど、今の俺はそんなのを忘れて
ただ勝つことを願ってた
びー！！
点数の入った音が聞こえた
俺は顔を上げた
貴方「……」
あいつは俺にピースをしてた
俺も思わずピースを返す
目が合って気づいたんだ
俺のヒーローかも
胸がキュンと鳴いた
皆木「……」
碓氷「！……」
見られてた、綴に！
俺はさっと手を後ろにやった
皆木はにまぁーとした顔をしてたのは俺は知らない
けど、俺なんか…顔も暑いけど心臓も暴れたようにうるさい。気持ち悪いくらいに
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作者名：ユリ | 作成日時：2021年5月23日 14時
