大嫌いなはずだった【碓氷真澄】 (ページ14)

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13話練習と仲直りページ14

監督も見てくれるということで

ピーターパンの練習を開始

碓氷『僕の名前はピーターパン。ピーターと呼んでくれ』

貴方『私の名前はティンカーベルよ、ティンクでいいわ！』

立花「んー…もう少しふんわり系でいけないかな？」

貴方「ふんわりですか」

立花「ティンカーベルってふんわりしてるイメージがあるじゃない？。だから」

確かに、ティンカーベルは妖精でふんわりしてる

よし

貴方『私は、ティンカーベルよ。ティンクでいいわ』

立花「うん！さっきより全然いい！」

碓氷「……」

真澄…悲しそうだな。

監督のことまだ好きなんだろうな

____休憩時間

碓氷「ねぇ」

貴方「な、何？」

碓氷「なんで、俺のこと避けるの？」

何れ、聞かれるであろう発言が今来てしまった

話すか

貴方「……顔、合わせずらかった」

碓氷「え？」

貴方「私のせいで、真澄の初恋を壊したから」

碓氷「……」

貴方「だから、顔合わせられなかった」

ほんと、馬鹿だと思う

何も言わなければ、今もきっと

『カントク…俺、ピーターパンの役どうだった？』

って聞いてただろうに

それを壊したのは私だ

貴方「ごめんね。」

碓氷「あんたが謝る理由どこにあんの？」

貴方「えっ」

碓氷「あんたは俺に背中を押してくれた。けど俺とカントクじゃ釣り合わなかったってこと」

どこまでも冷静で、無愛想

辛いはずなのに

私の目をちゃんと見てくる

嗚呼、私は甘えてたんだ、

真澄に……

碓氷「それくらいで避けるなんて、バカ」

貴方「一言余計です！」

また、前のように話せるかな