大嫌いなはずだった【碓氷真澄】 (ページ13)

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12話文化祭出し物決めページ13

文化祭

モーそんな季節だと思わせる時期

貴方「……」

私は、相変わらず真澄とは話してない

寮でも

夏休みなんて稽古内容の時しか話さなかった

それ以外は、至さんとゲームか実家に帰宅のどっちか

新学期も開けて、夏休みモードから日常に戻ったこの時期

ここの学校は文化祭のときお客さんを招き入れる、そして3年生は受験シーズンということもあり

3年生以外の生徒、つまり私達が熱気的に盛り上げる大事なイベント事なのだ

女子「今回やるのは、ピーターパン！」

男子「おー！！」

貴方「……ピーターパンか」

碓氷「Zzz…」

小さい頃、真澄が無愛想になる前

私がピーターパンが大好きで、毎日絵本を持っていくと

真澄『俺、ピーターパンになる！』

貴方『な、なら、わたしウェンディやる！』

真澄『えへへ、Aがウェンディ…にあってる！』

って、過去の余韻に浸るな

女子「ティンカーベルとピーターパン余ったね」

男子「なら、ティンカーベルは瀬戸さん！」

は？

ウェンディは！？

あ、もういた

ウェンディやりたかったなぁ

女子「じゃあピーターパンは……」

碓氷「俺がやる……」

女子「え！？」

碓氷「ダメ？」

女子「わ、わかった。」

OMG……

いやいや、困った

私ティンカーベルだし、

ウェンディなら演技も得意だけど

ティンカーベルあまりやらなかったし

碓氷「なぁ」

貴方「ひゃい！！」

碓氷「帰ったら、練習…」

貴方「え、え」

碓氷「それに、聞きたいことがあるから」

私、これ大丈夫かな

長年片想いしてる相手と久々の会話

メンタルやられそうです