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キィ……




明智が家から出てきた。もちろん制服は着ている






「よぉ」


明智「‥‥」





外には父親が待っていた




明智「なに」


父親「仕事先にお前、紹介しないといけないからさ。

行くぞ」


明智「あー。でも今日、学校から辞める話で呼び出されてるから」


父親「待てよ」





明智の腕を掴む父親、それを見た明智は「離せよ」という


その時



父親「あぁあ?」


明智「っ!」




殴ろうと拳をあげる、それを守るかのように明智は腕で顔を隠した



その姿を見て、父親は笑った






父親「冗談だよ(笑)

早く行って来いよ。

お前学校やめて、俺に200万返さなきゃだからな。

母親に貰った金、全部使ったろ。」





明智は背を向け、歩き出した。その姿を見ながら「行ってらっしゃい」という






階段を降りると、明智の足元にサッカーボールが転がってきた




明智「……」






転がってきたサッカーボールを見ながら、前を向くと小学生の少年たちがいた






明智はどこか悲しげにしながら相手の方へサッカーボールをパスした



_________

___

_





明智が中学生だった頃


両親も一緒にいて、幸せな生活を送ってたときだ




サッカーしていた明智、当時の父親も経営として働いていた。その社員の佐藤にサッカーを教わっていた





明智「佐藤くんってさ、なんでそんなうまいの?」


佐藤「秀一も色々やればわかるよ。

一番大事なのは自分でなんとかすることだ。人に頼ってちゃ、なんも変わんねぇからな!(笑)」


明智「‥‥そっかぁ(微笑)
よく、わかんないや…(笑)あ…瑞希!A!」


佐藤「?…」


瑞希「あ……秀一兄さん。」


貴女「やっほ!秀!……その人は?」


明智「この人は___」

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作者名:ユリ | 作成日時:2021年11月21日 13時

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