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「あの、そろそろ解放してくれませんか？」
そんな俺らに飽きたのか、Aは首を掻きながら呆れた顔で聞いてきた。
「すまんすまん！じゃ、自分の行いには気をつけるんやぞ二人ともっ！」
「絶対殺す」
「殺意高いなっ！？」
茶番を続けながら(ショッピ君は本気やろうけど)会話し続ける俺らをガン無視し、Aはいつの間にかまとめた荷物を持ってドアに向かって行く。
「あれ、Aなんか予定あるん？休日じゃなかった？」
いつもならショッピ君の数少ない固形物を勝手に食べながら俺らのやり取りを眺めているのに。
気になって聞いてみたら、ショッピ君も俺の首から手を離してAを見つめる。
「あぁ、今日鬱さんと出かけるんで」
「は、それマ」
「はあっ！？！？！？」
「うわうるさっ」
まさかの予想外の発言に俺の言葉よりも早く、そして大きい声で驚くショッピ君。
いや、気持ち分かるけど声でかすぎへん？人のこと言えんけど。
「なんで！？」
「え……いや、前から約束してたし」
あー、そういや大先生とAって地味に仲ええよな。普段は表立って話さんから忘れとったけど、あの二人たまに談笑してるの見るし。
「は？二人って仲ええの？」
信じられない、という顔でAを揺らす姿はショッピ君の動揺が見て伺える。
動画取れんのが残念やな！
確かに滅多に二人が話しとるの見んけど……結構相性ええぞ、大先生とAは。
お互いに干渉しないけどぶっちゃけた話しとるっぽいし。たまに俺が知らん大先生の情報をAが知っとることもあるしな。
けどそんなこと知らないショッピ君にはかなり衝撃だったようで、Aに話を聞き出そうとするもAは時間がヤバイからと無視して走って行ってしまった。
「…………」
「しょ、ショッピ君……？」
ヤバイ、雰囲気が明らかにヤバイ。
なんやこいつ、怖っ。
「ぜってぇ聞き出す……」
ボソリ
その呟きは横にいる俺にしっかり届いてしまった。
普段興味ないって顔しとんのにコイツは……
ドンマイ、Aと大先生。
ま、ショッピ君ならうまくケリつけれるやろ。
なんて適当なオチを自分の中につけて、コネシマはそそくさとその場から去ったのであった。
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百瀬のえる(プロフ) - 25歳shpおじさんとjkちゃん狂おしいほど好きです先生生徒好きは実はここ発祥ですjkとshpの組合せﾝｧ゛゛゛゛ (2020年10月8日 1時) (
レス) id: 90299a5c54 (このIDを非表示/違反報告)
夜有(プロフ) - えなさん» ありがとうございます！そう褒めてくださるととても嬉しいです…！まだ続編は決めてませんが、そのときはまた見ていってくれると嬉しいです(*´ω`*) (2019年3月8日 10時) (レス) id: 93b15b9a53 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します。貴方様の綴る物語が大好きで、短編の中にも夢主ちゃんの想いや情景が繊細に書かれていて読みながらとても心を動かされています。別作品もあってお忙しいとは思いますが、次回作があるのであれば心からお待ちしております…！ (2019年3月8日 3時) (レス) id: 4d21cb4889 (このIDを非表示/違反報告)
夜有(プロフ) - 柚さん» ありがとうございます！カクテルは自分の中でも一番良作だと思っているのでとても嬉しいです。期待に添えるよう、頑張っていきますね！ (2019年3月3日 2時) (レス) id: 93b15b9a53 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 素敵です…特にカクテルの話が好きで何回も読み返してしまいます。これからも頑張ってください！！ (2019年3月3日 0時) (レス) id: db3c90213f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜有 | 作成日時：2019年2月19日 14時
