開けられた独占欲 ページ20
とある太陽の日差しが心地の良い昼。私はとある優秀ですぐに幹部になった同期の男、ショッピに食堂で話しかけられた。
「ピアス開ける練習させてくれません？」
どうやらソイツは今度殺意と尊敬を持った先輩にピアスを開けるため、その練習台になれと暗に言ってきた。
それをさして仲良くもない同期に普通頼むか？なんて疑問に思いながら、戦闘員という立場のものからしたら痛いのが驚くほど嫌いというアホな私は断ろうと口を開く。
「別にいいですよ」
……あれ？
「マジっすか？じゃあ今すぐにでも」
断ろうとしたはずの私は何故か了承する言葉を発している。何故？？馬鹿なの私？？？
「俺の部屋に行きましょうか」
……まぁなんか喜んでるしいっか。謎だけど。
「痛い……」
「しばらくはその痛みに耐えてくださいね」
その後はテキパキと慣れた手つきで私の右耳に小さい穴が開くこととなる。普通にめっちゃ怖かった。痛みは一瞬だから注射よりかマシでしょ、なんてショッピに言われたけど納得しないぞ。ちくしょう馬鹿にしやがって。
少し涙目でショッピを睨むも、分かりにくいが何故か嬉しそうな顔で微笑まれるだけだった。くそ、イケメンとか顔がいい人間が微笑むと許したくなってしまう。わかってやってないこの人？
「じゃ、本番も失敗しないように応援しておきますね」
「あざっす」
適当に手を振って彼の部屋から出る。恐る恐る耳たぶを触ればやはりそこにはピアスホールが。
なんでそこまで仲良くないはずの同期の案に乗ってしまったのか。しかもそこそこ友人でもハードルがありそうなことを。
その理由を深く考えないよう、少しだけ上がる口角を知らないふりしながら私は自分の部屋へと帰っていった。
それから何日かたったあとだろうか。他のやつからソイツが先輩に開けることを成功した話を空いた右耳を触りながら聞いていた。
あのあと仮として貰った紫のピアスはとてもシンプルで使いやすく、戦場でも邪魔せず使えるような品物だ。地味に気に入っているが、本人には伝える気はない。
食堂に行くと噂の元凶の二人がいつも通りご飯を食べていた。チグハグな二人によく分からないと頭を傾げながらも一人で飯を食べる。
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夜有(プロフ) - 百瀬のえるさん» ありがとう御座います！いつかまた会えるときが来ましたら、そのときはよろしくお願いします。 (2021年1月1日 23時) (
レス) id: 93b15b9a53 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬のえる(プロフ) - 更新ありがとうございました！大好きです！！お疲れ様でした！ (2021年1月1日 23時) (レス) id: 90299a5c54 (このIDを非表示/違反報告)
黒音 - はい！それではお願いします！ (2019年10月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 11da0246b8 (このIDを非表示/違反報告)
夜有(プロフ) - 黒音さん» あ、いえ！その可能性も考えてたのにそこも確認してなかった私もすみませんでした。リクエスト承りました！ (2019年10月15日 16時) (レス) id: 93b15b9a53 (このIDを非表示/違反報告)
黒音 - 返信ありがとうございます!個人的にはハッピーエンドがいいですが作者さんの書きやすい方で良いですよ(それと夢主が死んだ後の事なのですが前世の時の事です。分かりづらくてすみませんでした) (2019年10月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 11da0246b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜有 | 作成日時：2019年4月7日 22時
