離れたくない

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「風邪ですね」


JK「…ですよね」



「お薬出しときますね」



JK「…苦いやつですか？」



「…漢方もつけとくんでね…苦いでしょうね」



JK「…まじか」




……………



病院出もらった薬を袋から出す



封をきると



JK「臭い…」



我慢して飲んでやろうと意気込むけど
やっぱり無理だこれ



ということで、ゼリーと一緒に流し込むべく




夜中にコンビニに繰り出すこととなった




JK「うー…さみい」



まだ冬にはなりきっていないはずなのに
息はもう白くて




微かに冬の匂いがする



冬の夜の空気の匂い



冷たいけど…いい匂い




夜空を眺めながら
少し小走りする



いい匂いするったって寒いからね




あ、そうだAいるかな




俺の家に一番近いコンビニに行くには
Aの家の前を通る




Aに会いたいけど
移しちゃ悪いし



なんて考えながら進んでいくと



Aの家の前に人影が2つ見えた



１つはもちろんA



もう１つは…



JK「…え？…ユンギヒョン？」



俺の先輩だった

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