人生はこれからだ！ part2

58 ページ9

「あの、わざわざすみません…。」



正「いや、謝らんといて？俺が勝手に待ってただけやし。久々に早起きしたから気持ちいいわ。」



うーんと背伸びをする正門くん。



「正門くんも朝弱いんですか？」



正「まぁあんまり得意ではないかな。そういや、高橋はこじけん起こしたん？」



「はい、結局起こすことになってしまって…。それに佐野くんも起こすことになったんです。」



正「晶哉も?!それはめっちゃ大変そうやな。」



さすがに佐野くんまで起こすことになったとは思ってなかったみたいでびっくりされた。



正「まぁ、あまり思い詰めんと気楽に考えよ。あ、あと起きんかったらほっといていいからあの二人。」



「い、いえ、そういう訳には…。マネージャーのお仕事ちゃんと全うします！」



グッと手に力を入れアピールすると、正門くんが大爆笑。




え、え？

なんで？

私なんか変なこといった？




正「ご、ごめん。その高橋の頑張りますアピール、俺めっちゃツボやねん。」




なおもお腹を抑えて笑う正門くん。



「へ、変ですかね？」



私の精一杯のアピールの仕方なんやけど…。




正「ううん、俺はめっちゃ好きやで。」






す、好き…？




いやいや、私じゃなくて、このアピールの仕方の事か。

59→←57

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す