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Aちゃんは基本お人好しなんやと思う。
だって俺みたいなやつを泊まらせてくれてるんやで？
最初は名前とか住所とか聞かれたけど、今じゃ何も聞かれなくなったし。
Aちゃんは家事がダメやったから、俺がご飯とか作ってあげたら、すっごい喜んでくれた。
俺の事すごいって、必要としてくれたのがすごい嬉しかった。
俺、ここにいてもいいんやってそう思えた。
｢あれ？シロ？｣
振り返るとAちゃんの姿。
どうやら時間を忘れて練習してたらしい。
｢Aちゃん、おかえりなさい！｣
｢ただいま。｣
ニコッて笑って俺の頭を撫でてくれる。
Aちゃんの手は不思議やねん、撫でてくれるだけでめっちゃ幸せになる。
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作成日時：2019年7月28日 19時
