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「…私は、後悔してませんよ。
そう言うとゴウさんは悲しそうに目を伏せた。
何か言いたそうに口を開いてまた閉じる。
「ま、(人1)がそう言うならそういうことにしといてやるよ」
「もう、なんですかそれ」
そんな会話をしているうちに大きな雄英の門の前につく。
ゴウさんは空気を変えるようにわざと明るい声で言う。
「じゃ、ぱっぱと終わらせて帰るぞー。飯食って帰るか」
「やった！ゴウさんの奢りね。お寿司がいいです」
お前なあとジトッとした目で見てくるけど結局は奢ってくれるんだろう。
ゴウさんはどこまでもお人好しだ。
＊＊＊＊＊
「＿＿ということです。今回は生徒達に被害がなかったのは不幸中の幸いでしたけど、雄英自体が狙われるのはちょっと厄介ですね」
USJで私が見たことを話す。一から話すのは長くなって面倒だけど仕方ない。
「先日その“時間遡行軍”と一緒にいたのは“敵連合”という集団さ。何か関係あるのかい？」
「…それはまだなんとも言えません」
ゴウさんがばつが悪そうに言う。まだ政府からの連絡も来ていないし私達もなんとも言えない状況なのだ。
でももしかしたら、
「あの、まだ仮説でしかないんですけどいいですか？」
「構わないさ。なんだい？」
「敵連合はオールマイトを殺すために雄英に侵入した。もし歴史修正主義者の目的がオールマイトを殺して歴史を変えることだったとしたら…敵連合と歴史修正主義者が手を組んでいる、とは考えられませんか？」
「確かに、雄英はヒーロー育成に関しちゃあ日本一とも言われる学校だ。未来ある生徒を殺して歴史を改変、なんてのも分からなくはないが」
可能性としては有り得なくないだろう。
私の話に、ゴウさんも腕を組みながら思案するように言った。
「…そのことも視野に入れておくよ。まだ子供の君にこんなことを頼んでしまうのは忍びないが…」
本当に申し訳なさそうに校長がそう言うのが少し不思議だった。
時の政府と雄英は協力関係にあるのだからそんな顔をする必要もないだろう。
「大丈夫ですよ。生徒は私達で守ると、約束します」
「…すまないね。よろしく頼むよ」
「いえ。仕事ですから」
ゴウさんも根津校長も、私のことを子供っていうけど、雄英1年生と年は変わらないんだけどな。
そんな私を根津校長が悲しそうな目で見ているなんて知らなかった。
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牧島(プロフ) - 政府役人さん» コメントありがとうございます！受験終わったら沢山更新できるように頑張ります！ (2019年2月17日 11時) (
レス) id: 5ab46ea605 (このIDを非表示/違反報告)
政府役人 - 更新頑張ってください。体調に気をつけて無理せず更新してください。応援してます牧島様。 (2019年2月16日 21時) (レス) id: b826bbf687 (このIDを非表示/違反報告)
牧島(プロフ) - 元姫さん» コメントありがとうございます！嬉しくて励みになります。この連休はたくさん更新できるように頑張ります！ (2019年2月9日 16時) (レス) id: 5ab46ea605 (このIDを非表示/違反報告)
牧島(プロフ) - 黄泉さん» ありがとうございます！！とても嬉しいです！なかなか話が進んでいないんですが頑張って進めます！ (2019年2月9日 16時) (レス) id: 5ab46ea605 (このIDを非表示/違反報告)
元姫 - とてもおもしろいです！更新楽しみにしています！ (2019年2月7日 22時) (レス) id: 5cc9b8b817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牧島 | 作成日時：2019年1月26日 23時
