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「何これ………」
ヒーロースーツを片手に(人2)は戦慄していた。
次は対人訓練の授業があり、私にとって初めての実践である。
着々と更衣室で着替え始める女子を横目に(人2)はスーツケースを開いたまま固まってしまった。
これ着なきゃダメ？できれば今すぐにチェンジをお願いします。
「どうしたんだ(人2)？」
不思議そうな拳藤の問いにも答えられないくらいには動揺していた。
＊＊＊＊＊
「うーん、どうしよ」
「あれ、どうしたの？」
とある書類とにらめっこしているとたまたま安定が通りかかった。
道着姿で汗を拭いているところを見る限り今手合わせが終わった所なのだろう。
悩む私を不思議に思ってか審神者部屋に入ってくる。
「安定！実はこれどうしようかなって」
差し出したプリントには“コスチューム申請”の文字が。
ヒーロー科はコスチュームの用意が必須であるため、例に漏れず私も申請しなくてはいけないのだ。
「コスチューム？へえ、潜入捜査っていってもここまで本格的なんだ」
「ここまでやらなくてもいい気もするけどね…」
思わずため息をつく。
どこまで本格的にやらせるつもりなんだろう。
デザインとかよく分からないし、軽く要望だけ書いてお任せでいいかな。
雄英専属のデザイン会社だから滅多なものにはならないと思うし。
「うーん、俺はこういうの得意じゃないしなあ」
しばらくうーんと唸っていた安定だったが何かを思いついたのかパンと手を叩いた。
「そうだ！清光と乱あたりに考えてもらえば？あの2人こういうの得意そうだし」
「あ、それいいかも！あの2人なら私が考えるよりよっぽど安心だし」
そう言うと安定は主はこういうの苦手だもんね、と苦笑した。
「じゃあ、僕は清光を呼んでくるよ。あいつ部屋にいたから」
「ありがとう！乱ももうすぐ帰ってくると思うから見かけたら声かけておいてくれると助かる」
「了解！」
＊＊＊＊＊
「主ー、安定から聞いたよ」
「ボクたちに任せて」
清光に続き部屋に入ってきた乱がぱちんと可愛くウィンクをする。頼もしい。
「ううー助かるよ」
「よし、やるからにはとびきり可愛くしなきゃね！」
ああでもないこうでもないと言いながらデザインを考える2人を横目に、残りの雄英関係の書類に書き込んでいく。
デザインもできるうちの子有能すぎる。
2時間ほどして完成！と言った2人にお礼を言い、特に確認もせずファイルに仕舞った。
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牧島(プロフ) - 政府役人さん» コメントありがとうございます！受験終わったら沢山更新できるように頑張ります！ (2019年2月17日 11時) (
レス) id: 5ab46ea605 (このIDを非表示/違反報告)
政府役人 - 更新頑張ってください。体調に気をつけて無理せず更新してください。応援してます牧島様。 (2019年2月16日 21時) (レス) id: b826bbf687 (このIDを非表示/違反報告)
牧島(プロフ) - 元姫さん» コメントありがとうございます！嬉しくて励みになります。この連休はたくさん更新できるように頑張ります！ (2019年2月9日 16時) (レス) id: 5ab46ea605 (このIDを非表示/違反報告)
牧島(プロフ) - 黄泉さん» ありがとうございます！！とても嬉しいです！なかなか話が進んでいないんですが頑張って進めます！ (2019年2月9日 16時) (レス) id: 5ab46ea605 (このIDを非表示/違反報告)
元姫 - とてもおもしろいです！更新楽しみにしています！ (2019年2月7日 22時) (レス) id: 5cc9b8b817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牧島 | 作成日時：2019年1月26日 23時
