弟にスマホ貸したら推しにブロックされました。【男主】

ブロックされました14. ページ16

『そんなわけねぇだろ』

さ「ほんまやって！あ！じゃあ、うらさんに電話する！」

『ひぇっ!?!?』


ビックリして変な声出たw
てか、は!?うらたさんに電話だと!?
無理無理無理無理無理無理！！！！

そんなことを思っても、電話はプルルルと音を立てている。
時、既に遅し…。



？《はい》

さ「あ、もしもしうらさん？」

う《なに？どした？》



電話から聞こえてくる声。
機会混じりの声。
でも、わかる。
この特徴ある声は【推し】！！！！


『あ…あ…』

う《ん？そこに誰かいる？カオナシ？ww》

さ「カオナシやないでーw この前話しとった俺の幼なじみ！」

う《あー、俺がブロックしちゃった子ね…》

『この度は誠に申し訳ございませんでしたぁぁぁあ！！！！！！！！！！』


電話に向かって、スライディング土下座。



う《いや、俺の方こそすまん》


『いくら、弟のせいだといえど、責任を負うのは兄である私の役目！！どんな、罰でも受けます！！だから！せめて！こたぬきでいさせてください！！！』


「本当に申し訳ありません」と叫ぶ。
《うるさい！》と返ってくるだろうか。
しかし、俺の予想は外れた。


う《はははははwwww》


返ってきたのは笑い声だった。


『え…？』

う《いや、ほんとに俺の事好きなんだねw くふふw》

う《坂田から話は聞いてたよ。俺の事が好きな幼なじみがいるって。ブロックされて、悲しんでるから解除してほしいって。あいつは悪くないんだってさ。今のも聞いてて、あぁ。ほんとに好きでいてくれてるんだなって思った》

『うらたさん…』

う《というわけで、今から罰を発表します》

『ぴぇ！』

う《どんな罰でも受けるんでしょ？》

『…はい』

う《じゃ、俺からの罰…》

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