弟にスマホ貸したら推しにブロックされました。【男主】

ブロックされました11. ページ13

坂田side


う「言ったか？」

『一応言った。すごい圧かけられた』

し「なんて？」

『最前取らないとぶっ飛ばす的な…？』

せ「こわww」

う「ま、これで渡せるな」

『…うん。俺がとなりの坂田やって知ったら、あいつどない顔すんのやろ…』


傷ついた顔をするのだろうか。
……今まで言わなかったことへの絶望感で。
それとも、嬉しそうな顔をするのだろうか。

不安で仕方がない。


し「喜ぶんじゃない？」

『え？』

し「だって、推しの相方だし、浦島坂田船のメンバーだし。いくらこたぬきでも、crewである限り、それは嬉しいと思うよ」

う「いくらこたぬきでもって、言い方あるだろw」

し「ごめんごめんww まぁ、俺が幼なじみちゃんと同じ立場だったらそう思うって話」

『そっかな…』

せ「大丈夫ですよ。今までずっと一緒に居たんですから、まぁ、多少の絶望感はあるかもしれませんけどw」

う「上げて落とすなよww」


『そっか…そうやな！ よし！最高のライブを見せてやる！！』

うしせ『おう！』

＿＿＿＿＿＿＿＿

し「あわよくば、幼なじみちゃんを志麻リスに…」

『あかんで！』

し「ショートカットで綺麗な足しとるんやろ！それならもう志麻リス確定やん！！」

『確かにAは綺麗な足しとるけど…あ、まーしぃ』

し「なんや！」

『Aは男やで？』


その時の志麻の顔は死んでいたという…。

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