彼は学校一の人気者 (ページ40)

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避けてる。それは私の自分勝手な理由。先輩は悪くないのに自分の心が痛むのが嫌で、逃げていた。そんなこと先輩には言えないよ、

『避けてないですよ？たまたま会わなかっただけですよ！忙しかったし、ちょっと疲れてて、休み時間もみんなと別で寝てたんで、それだけです！』

私は自分がつける精一杯の嘘で誤魔化した。

末「うそやろ。いまの全部。」

『え、いや、うそじゃないです、』

見抜かれた、そう思うと同時に先輩の手が頬に触れた。

末「じゃあなんでそんな悲しそうな顔するん、なんでそんな泣きそうなん。俺の事嫌い？」

『嫌いなんかじゃないです、私は先輩が、、いや、なんでもないです。』

末「俺が好きな人おるってゆーたから？」

図星をつかれて何も言えなくなってしまった。
こんなんじゃ、そうですって言ってるようなもんじゃん.....。

末「あのさ、勘違いされた無いから言うけど、」

そこまで言うと先輩は私の顔をあげさせ目を合わせる。