彼は学校一の人気者 (ページ4)

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昼休み。みんなでご飯を食べるのに屋上へ向かうと見たことの無い背の高い男の子がいた。

小「あ、A。やっときた。こいつ、佐野ってやつ。バンドの新メンバー。今日から一緒に飯食うから仲良くしてやって。」

『初めまして。Aです。よろしくね！』

佐「佐野晶哉って言います！Aちゃん！よろしくお願いします！」

正「じゃー、食べよー。もー腹減った。」

『正門くん、さっきパン食べてたくせに。』

正「おじょーさん、それ言わん約束やろ！」

福「まっさんがめっちゃ食うのなんてもう知ってるって。」

1人増えていつもより賑やかになったお昼休み。私はこの時間が楽しくて仕方なかった。

佐「そういえば、Aちゃんって、好きな人いるんですか？？」

佐野くんがみんなが一斉にこっちを見る。

小「たしかに。お前好きなやつおるん？」

『い、いないよ！いたらみんなとご飯食べてないって！』

福「確かーに。おらへんのかぁー。」

『みんなといれたら楽しいもん。』

正「おじょーさんほんま可愛ええなぁ〜」

『う、うるさい！小島くんもう卵焼き食べちゃうからね！』

小「え、俺の！俺の卵焼きやのに！」

ずっと楽しくみんなで過ごせたらいい。そう思っていた。