彼は学校一の人気者 (ページ25)

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帰り道正門くんはバイトで先に帰ったから小島くんと福本くんと一緒に帰っていた。

福「なぁ、今日せーやくんとなんかあったん？」

『へ、いやないよー！なんで！』

福「だって、Aが出てったあとせーやくんも出てったし帰ってきたからAおかしかったし、なんかあるしかないやん！」

小「はよ白状しろ！ゆーたらアイス買ったるわ。」

『秘密にする？』

福「あたりまえやん！俺らの仲やで？」

『あの、俺の事覚えとる？って言われて、覚えてるって言ったら、なんでリチャ先輩はリチャくんなんって言われて、名前で呼んで欲しいっていわれました...。』

小「ほぉーせーやくんがねぇ。で、せーやくんって呼んでんの？」

『む、むりだよ！せーや先輩って呼んでる。』

小「俺らのことも名前でええねんで？昔みたいに。おれらがちゃんと守ったるから気にせんと呼んだらええねん。」

福「な、A、みんな同じ気持ちや。だから俺らのことも前みたいに呼んでや。なんか今頃福本くんとかむず痒いわ〜」

『けんちゃん、たいせいくん！』

こうやっていつも和ませてくれる2人。ありがとうの意味を込めて私は2人の名前を呼んだ。