彼は学校一の人気者 (ページ23)

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演奏が終わりみんな自分の好きなことをし始める。

リ「なぁ、Aちゃん頼まれて欲しいことあんねんけどいい？」

『あ、リチャくん！大丈夫ですよ！』

リ「そこの自販機でみんなの分の水買ってきてくれへん？」

『分かりました！行ってきます！』

「なぁ、A。」

飲み物を買っていると急に名前を呼ばれ、顔を上げると末澤先輩がいた。

『せ、せんぱい、おつかれさまです、あ、水ですか！すみません、遅かったですよね...』

末「いや、そーやなくて、Aさ、俺の事覚えとる？」

末澤先輩からまさかその言葉を聞くとは思ってもいなかった。それは忘れられてると思ってたから。

『おぼえてますよ...？あの時はありがとうございました。私が弱いばかりにあんなことに巻き込んじゃってすみませんでした。』

末「いや、ちゃうねん、謝って欲しいわけちゃうくて、あの、ちゃうねんて。」

何故か焦ったように言う先輩。どうしたんだろ？