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道「カメラって全部似たようなもんやと思ってたわ。」
長「あほ！全然ちゃうわ！！」
ケーキを食べながらカメラについて語る少年達。
若いなぁ……
2人のやり取りを見ていたら
長「俺もAさん撮りたい。」
「え？」
道「いつも撮るばっかりですし、たまにはええんとちゃいます？」
完全に鳩が豆鉄砲を食らった顔をしている私。
「いやいやいやいやいや全然大丈夫です。
私、撮るのは大好きですけど撮られるの死ぬ程無理なんで。」
長「えぇ〜ええやん！！！
1枚だけっ！ね？？ね？？」
結局この圧に負けて、ベランダで1枚撮ることに。
あの愛嬌めちゃくちゃな武器やな…えぐ……
外を見て黄昏ているといつの間にか長尾さんは写真を撮ってた。
道「わぉ！めちゃくちゃ良いやん！」
長「夕日といい感じになっとるやろ？」
ご満足頂けただろうか……
もう彼らが来て3時間は経ってる。
そして彼らは恐らく明日は仕事。
「もうそろそろ、遅くなりますし帰られた方が良いんじゃないですか？」
長「確かに！俺明日早いわ！！」
道「俺もや…今日はお邪魔しました！」
御二方を玄関まで見送り、役目を全うしたと思うと疲れがどっと来た。
あーーーせっかくお休みだったのに気疲れした…
ソファーに雪崩込むと同時に私の携帯が震えた。
表示は中間淳太。
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作者名：かなかな | 作成日時：2023年2月15日 22時
