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結局日本に帰って来て、プライベートの連絡が出来ないほど忙しい日々が続いた。
杏さんが向こうで沢山案件を紹介してくれて、元々の案件プラスの仕事が増えててんてこ舞い。
嬉しい半面全然疲れが取れなくて少し窶れた気がする。
まぁ鏡をまともに見る時間も惜しいくらい忙しいから見間違いかもしれないけど。
家に帰って床で寝る生活を何回か繰り返してた時、携帯が光った。
中『ねぇ、連絡くれへんの？
俺、結構待ったつもりなんやけど。』
驚き過ぎて一気に目が覚めた。
そういえば私中間さんと連絡先交換してたわ…
て言うかこれに何て返せば…
そもそも中間さんお忙しいだろうに連絡気軽にって無理な話なんだよなぁ…
気遣うし全然話せる様な面白い話ないし、関西人に「で、オチは？」とか言われたらもう……
携帯を見ながら悶々としていたら、電話が掛かって来た。
表示は＜中間 淳太＞
心臓がバクバクと動いているのがよく分かる。
と同時に血の気が引いていく。
でも出ないのは…と意を決して応答ボタンを押した。
「はい、もしもし。」
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作者名：かなかな | 作成日時：2023年2月15日 22時
