釣り合う人【岩本照】

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腰の鈍痛でアラームより先に目が覚める。


多分まだ6時台だな…


トイレに行こうと思い、寝ぼけ眼を擦りながら立とうとすると力が入らない。


う、わ……



腰痛くて力が…入らない。


こうなったら匍匐前進で…


岩「……なにしてんの？」


起こしてしまったか！


「す、すいません起こしちゃいましたね…

ちょっとお手洗いに行こうと…運動不足解消の為に匍匐前進を…」


岩「昨日あんなに運動したのに？

そんなにまだ、足りなかった？」


「いえいえいえ！！！そんなことないです！ごめんなさい！！！」


昨日初めて岩本さんと繋がったが、激し過ぎて喉はやられるわ腰は痛いわだ。


ていうかそんな体力もうないよ…


岩「ふーん、そう？
じゃ俺が連れてってあげる。」


ひょいと私を持ち上げるとそのままトイレに連れていってくれた。


やばい推しに介護させてる…申し訳なっっ！！！


「あの、本当にす、すいません……」


岩「んーん？
まぁ俺のせいだし…ね？」


ニヤリと悪い顔をする岩本さん。


うっっっわ朝からその表情は心臓に悪い…


その後岩本さんが朝ごはんを買って来てくれ、2人でのんびりとご飯を食べた。


前回とは打って変わってちゃんとお見送りが出来そうで本当に良かった…

岩「んじゃ、行ってきます。」


「はい、行ってらっしゃい。」


岩本さんを玄関まで見送ると中々出発しない。


え、もしかして新婚さん的なあれ求められてます…？


固まっていると、私の思想を見たかのように岩本さんが目を瞑って屈む。


岩「ん。」


次はいつ会えるんだろう。


本当はずっと一緒に居たい。


そんな気持ちを込めて軽く頬にキスをして岩本さんを送り出した。

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