待ってて

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当たり前の日々それがどれだけ幸せなのか



橙side

デビューをしてありがたいことに仕事が休みなくある。でも、そんな日々が毎日幸せだった。

朝、目を覚まし、

「今日はダンスレッスンか…」

疲れている体を起こそうとした時、
ふと、胸に違和感があった。でもすぐ消えた。

そこからは何も無くいつも通りの朝を過ごした。

今日はいつもより早めに家を出た。

レッスン場に着くと誰もいない。
そらそうやな、と思いながらもゆっくりと準備をする。そのうちみんなが集まった。

少し時間が経ってストレッチなどをしていると、

岩「始めるよー」


「「「はーい」」」

照兄の声でダンスレッスンが始まった。

岩「じゃあ、15分休憩!!」

休憩の時間になっても俺は休んでられない。
でも、また胸に違和感を感じる。しかし、すぐ消えた。だから、すぐに練習を再開した。

分からない振りがあったので近くにいた翔太くんに聞こうとした。

「翔太くん」

翔「どうした？」

「ちょっと分からん振りがあるから教えてくれへん？」

翔「いいよー。どこ？」

それから少し翔太くんに教えて貰ってる時に急に胸が痛くなった。

「っっん、はぁっ…はぁっ」

翔「康二!?!?」

「はぁっ…はぁっ…いたいっ」

俺は痛みを我慢できず、倒れてしまった。
それから意識を失った。

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