7話 Part2 ページ10
『7話』Part2
ステージにつくとレベルごとに並ぶように指示された。
そしてやっと課題曲の歌と共にダンスがモニターに映された。
ダンスはちょっと難しいくらいかな…
問題は歌、高すぎる。こんなキーの歌を踊りながら…
ドヒョン 「シウヒョン、そんな難しい顔しないで下さいよ。僕なんてポジションラップなのでこんな音出せそうにないですよw
こんな声なら出せますけど…キャー！キャー！(イルカ声)」
「え、あ、うんw」
ドヒョン 「そうやって笑ってた方がかわ…かっこいいですよ！」
「今、可愛いって聞こえたような…」
ドヒョン 「き、気のせいですよ気のせい！」
ヨハン 「おいおいwシウ、ドヒョン、ちゃんと真剣に聞いとけよなーw」
「はーい」
ドヒョン 「(イルカ声)」
早速全体練習に入ると、突然綺麗な高音が聞こえてきた。
声のする方を見るとスンウヒョンが爽やかな高音を連発していた。
ドヒョン 「わぁ凄い…」
「スンウヒョン…流石だ…」
ビョンチャン 「 o(`･ω´･+o) ﾄﾞﾔｧ…！」
え、何か遠くにいるビョンチャンヒョンにドヤ顔された気がする。
僕も出せるかなこの音…
「〜♪」
ヨハン･ドヒョン 「 ?! 」
ヨハン 「やー、シウ凄いねー！このキー歌えるんだ！」
「いや、まだ不安定ですけど///」
ドヒョン 「もうちょっと練習すればキーも自然と安定しますよ！凄いです！ヒョン！」
2人から褒められて、顔が赤くなるのを感じた。
こんなに軽い気持ちで家族以外の人と話せるのはいつぶりだろうか。
良い気分になったのもつかの間、後ろの方から話す声が聞こえる。
？ 「あー流石JYPだなー。やっぱ大手は違うよなw」
？ 「JYPならあのくらい出来て当然だろw」
練習生の会話が聞こえてきた。
和らいだ心がまたきつく絞められていくような、そんな気分がした。
･･･
ヨハンside
さっきまでは嬉しそうに話していたのに、今度はどこか苦しそうな表情を浮かべるシウに目が離せなかった。
綺麗な顔を歪ませるこの子に何て声をかけたらいいんだろう。
何が君をそんなに苦しそうにするのだろうか。
君をもっと知りたい。
そんな気持ちが僕の心に芽生え始めていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 293人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
姫稀(プロフ) - はじめまして。とても素敵な作品で読み返してしまいました。コレからどうなっていくのかドキドキです。秘密の共有にウソクも参加で嬉しいです。更新大変かとは思いますが、頑張って下さいね。応援してます。 (2020年6月28日 0時) (
レス) id: 7f3700595d (このIDを非表示/違反報告)
みみた(プロフ) - 読みやすくて面白いです！更新頑張ってください！ (2019年9月22日 4時) (レス) id: 46b66be466 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まくたん | 作成日時：2019年9月21日 21時
