True Love's Kiss-2- (ページ48)

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ベクくんがいきなり入ってきて
びっくりしたけど。

ジョンデから電話来てて、ヤキモチ妬いたって。

正直に話してくれるベクくんがかわいすぎた。

けど。

「ベクくん・・・さっき、俺のになってって・・・言ったよね」

「ん」

「でも私・・・まだジョンデにドキドキしてる」

「・・・・」

「こんな中途半端な気持ちのまま、ベクくんのものになれない・・・」

「・・・うん」

低いトーンの声が。
ダイレクトに耳に聞こえてきて。

バクバクいう心臓。

はっきり、振ろうって。

嫌われるのは怖い

こうやって会うこともなくなるかとおもえば
胸が痛い・・・。

いやだ。

でも。

ギョンスに言われた通り。

ベクくんに悪いから。

「だからっ・・・、べ、ベクくんには他にいい人が・・・っ」

「泣くくらいなら言うな」

「っ、だって」

「・・・いいって言ったの俺だよ。Aちゃんを振り向かせてみせる。
Aちゃんを俺は泣かせたりもしない。尽くす・・・から。
それでもジョンデがいいなら。ジョンデを選ぶなら俺は・・・諦めるけど。まだ、このままでいたい」

そう言って縋るように私を抱きしめたベクくんに。

私は涙が止まらなくて。

ダメだ、早く。

早く気持ちを決めないと・・・

「Aちゃん。」

名前を呼ばれて顔を上げると、また重なる唇。
舌もからめて何度も唇を重ねると。

そのまま浴室の壁に押し付けられて。

シャワーのせいで濡れてしまった
ベクくんの髪から、滴る水滴。

それをかきあげて。

私の首筋に唇を這わせたベクくんが。

私の太ももを持ち上げる。

前戯もなく、押し当てられたベクくんのものが。
ぐっ、と入り込むと。

勢いよく奥を突き上げられて。

「あぁっ」

私の声が浴室に響く。

荒い呼吸をしながら、首筋に吸い付いたベクくんは。
なにも言葉を発さないまま、強く腰を打ち付けていく。

その度に響き渡る声が恥ずかしくて。
ぎゅっとベクくんにしがみつくと

後ろ手でシャワーを止めたベクくんが私を抱き上げて。

そのままベッドへ向かった