True Love's Kiss-2- (ページ47)

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Aちゃんがシャワーにいって。

時計を見ようと、近くにあったスマホのホームボタンを押して後悔した。
Aちゃんのスマホだったし。
表示されてるLINEの通知はギョンスからと、ジョンデから。

・・・ギョンスとも個人的に連絡とってたんだ。

ドギョンス【A、その後どうなの？】

その後って。

ジョンデとのことでも相談してたか？

なんだよ、仲いいじゃん・・・

そして、何よりイライラするのは、ジョンデのメッセージ

ジョンデ【Aちゃん何してる？電話してもいい？】

この文面見てわかる。

ジョンデ、攻め気味だなって。

彼女と別れて寂しくなったか
Aちゃんのこと、純粋にいいなと思ったか
どっちかは知らないけど。

俺の方が先だったのにって、わけのわからない嫉妬・・・

そんなことならもう、ジョンデがAちゃんに告白する前に
身も心も全部、俺の物にしちゃいたい・・・

そんなこと思ってたら、スマホから音が鳴りはじめて。
見てみると。

《着信中ジョンデ》

そこまで仲いいのか？って。

なんならこれ、俺が出て。
どした？Aになんか用？って。言ってやりたい。

けど、そんなの出来るわけなくて。

遠くから聞こえてくるシャワーの音。

中にいるAちゃん・・・。

今だけは俺のものっておもうと。

抱きしめたくなる。

ベッドからでて、風呂場まで行くと。
シャワーの音がするその扉に手をかけた。

「・・・！？、ベクくん、なに！？」

って、びっくりしてるAちゃんを
思い切り抱きしめる。

裸のままだった身体に、熱いシャワーがかかる。

「・・・どしたの？」

不思議そうに俺を見上げるAちゃんがかわいくて。

ちゅ、と唇を重ねた。

何度も角度を変えて、重ねて。
離すとうるうるしてるAちゃんの目。

「・・・ジョンデから電話来てた」

「あ・・・そうなんだ」

「ヤキモチ。妬いたの」

正直に話して。
Aちゃんを抱きしめると
ぽんぽん、と背中を優しく叩かれて。

本当に、好きになっちゃったんだ

Aちゃんのこと・・・