True Love's Kiss-2- (ページ19)

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「んっ・・・はぁ、やべ・・・っ、」

ベクくんの歪む顔が可愛くて。

何度も何度も、同じところを舐め上げると
腕で目を隠して、上を向くベクくん。

ベッドボードにもたれかかったベクくんの足の間に収まって。
また顔を見上げると、片目だけで私のこと、みてて。

その熱い視線に、ドキンと胸が鳴る。

「・・・っ、Aちゃん・・・っは」

「・・・ん、ベクくん、気持ちい？」

「喋んないで。もっとして・・・っ」

ふわふわと、優しく私の髪を撫でながら。

時折少しきつく掴まれて。

「・・・ん、もういい、ありがと・・・」

っていわれて、口を離すと
顎を掴まれて、キスされる。

・・・ベクくん、かっこよすぎるよ・・・

ドキドキして、心臓が落っこちちゃいそう・・・

それに。

好きじゃないのに、好きだって錯覚してしまいそうで。

ベッドに倒されて、多いかぶさってきたベクくんの指が、私の下に触れる。

いやらしく濡れた水音が響いて、にやっと笑ったベクくん。

もぅ、はずかしい・・・

「・・・濡れちゃってるよ？触ってほしい？」

って。聞かなくてもわかるのに・・・

うん、と頷けば
ベクくんの細長い指が、中に入ってきて。

クイクイっと、奥を引っ掛けると

つい力が入ってしまう。

だめだ、気持ちよすぎる・・・
頭がバカになっちゃう・・・

ベクくんの指が、イイトコに触れる度に。
漏れちゃう声。

もうダメって思った時に。
ベクくんが指を抜いて。

私の身体を、うつ伏せにした。

「もう、入れていい？」

「うん・・・」

あてがわれて、すぐに後ろから入ってきたベクくん。

ピタッとくっつくような感覚が心地よくて。

動き出したベクくんの顔が見たくて。
でも、後ろからされてるって思うだけで頭がぼーっとして。

気持ちよくて、声が出る。

「あっ、・・・ぁん・・・」

「可愛い」

「そんなこと、な、いっ・・・」

「んっ、・・・Aちゃ、ん・・・」

「んっ・・・」

「好き・・・」

私も好きって、言いそうになって
飲み込む言葉。

ジョンデのことは、思い出さなかったけど。

ズキズキする胸と。

誤魔化すように吐き出す吐息。

「っ、あっ、あっ・・・」

「もう、いく・・・」

最後は何度か打ち付けて、中で果てたベクくんが
ドサッと横に倒れ込む。

汗で濡れた前髪をかきあげてて。

色っぽい・・・

顔みてしなくて、よかったかも。

こんなベクくんを見ながらしてたら。
きっと言ってしまってた・・・

好きって。