True Love's Kiss-2- (ページ16)

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なにいってんの？って。

Aちゃんの目を見る。

今にも泣きそうな顔。

てか、もう泣いてるか。

「なんで泣いてんの？」

「っ、ギョンスが。ベクくんは私が好きだって・・・」

「・・・うん」

「でも私はジョンデが好きだから、ベクくんに可能性ないのに期待させないであげてって」

・・・可能性、ないんだ・・・。

でも。ドキドキするって・・・？

「でも、ベクくんいないと寂しいしっ、甘えすぎてる自分が嫌い・・・」

なんだよそれ。

可愛すぎる・・・

やばい。

俺と付き合うつもりは無いのに
ジョンデが1番好きなのに。
俺のことも気になっちゃうってことだろ？

それなら。

「泣かないで、Aちゃん。すぐにとは言わないから。
今まで通りでいいから・・・俺、Aちゃんのことが好きだから。
だから・・・ジョンデより、俺がいいって思ったら。その時に教えて？
・・・Aちゃんの気持ちが変わるまで、待ってる」

なんて。

周りから聞いたら何馬鹿なこといってんだって思われるかもしれないけど。

いいんだ、俺はこれで。

Aちゃんが俺を気にしてくれてるなら
脈なしじゃない。

行ける所まで、行ってやろうって。

彼氏になれなくてもいい。

Aちゃんが、好きだ。