少年忍者？いいえ、最年少女忍者。3 (ページ39)

今日:7 hit、昨日:50 hit、合計:36,623 hit

幼なじみページ39

･

活動を休止してから1週間が経った

電話は鳴り止まなくて、LINEも常に来てる

その電話には忍者であろうと、SixTONESであろうと出ないでLINEも未読無視してるから

ゲームいっぱいやろ、とかネット小説沢山読も。って決めてたけどそれどころじゃない

活動休止のことを知ってたのは忍者だけなのもこんなに大量に来てる1つだと思う

なんか怖すぎてLINEは開くことさえできない

「はい、お土産」

「ありがとう」

幼なじみがいなきゃもう押しつぶされてたと思う

「今回はどこに行ってきたの？」

幼「大阪」

「大阪かぁ、わっしょいの時行ったけど仕事あったからすぐに帰ってきちゃったんだよね」

幼「どんまい」

「思ってないくせに」

幼「はいはい、拗ねないの」

「むぅ」

「事務所はさ、あたしにとって居場所なの。なのって言うか、はず？」

「けど、周りからの期待だったりアンチだったり、やっと出来たって友達から海琉の同担拒否になったからって距離置かれて自然消滅。しまいには都内の方で現れるストーカー。メンバーも、先輩も、幼なじみも家族も自分も、何もかもが今信じられないんだ」

あんなに大切とか、大事とか、無くちゃ困るとか言ってたのに

自分が馬鹿すぎて仕方がない

幼「ストーカーねぇ…莉々華さんのことだから誰にもいえなかったんでしょ？」

「…うん」

幼「そして頑張って隠してバレすらしなかった。そっちの人は目と頭が悪いね、莉々華さんは何かあればあるほど隠す人間なのに。滅多に合わない私でさえLINEで違和感を感じてたっていうのに」

「怒ってる…？」

幼「大事な幼なじみがこんなになるまで気付いいてすらないんだから怒るに決まってる」

珍しい、役が抜けきってなくて暴力を奮ってしまったことがあった。けどその時も怒るどころか気が済むまで叩きなって言ってくるような子

そんなこの子が怒りを露わにするなんて…

「やっぱ優しいね、好き」

幼「はいはい、ありがとう」

「篤志には何か言いたいけど怖い」

幼「心配かけてごめんね、とりあえず精神が落ち着いたらこっちからまた連絡するね。でいいよ」

「そのまま使わせてもらうね」

『心配かけてごめんね、とりあえず精神が落ち着いたらこっちからまた連絡するね。』

『それと、LINE返信したの篤志だけだから秘密にしておいてくれると嬉しいな』

･