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「ありがとう…」
深田「いいえ。落ち着いた？」
「うん」
深田が背中さすってくれて湧が手を握って一緒に息吐いて？くれたおかげで落ち着けた
元木「なんでこうなったか話せる？」
深田「…」
深田が心配そうな顔をしてあたしと湧を見る
話さなきゃだよね、過呼吸起こしたんだもん、迷惑とか心配かけたくなかったんだけど言わない方が心配かける
「えっと…」
「事務所の会見、見て」
元木･深田「！」
「見てるだけなら平気だったの。けど、今年は色んなことがありすぎて…」
「ずっと一緒に居てくれる言ってくれたしょーと神くんとみっくん、岸が居なくなって、インパクも居なくなって」
「あたしの家の前にね、お兄さんの他におばさんも住んでるの。あたしその人苦手で、あたしの家で飼ってる猫は2人とも外に出たことないのにおばさんはうちに入った何とかしろっていちゃもん付けてきて、猫を鎖で繋いどけだとか、猫の嫌味をあたしだけにずっと言ってくるの」
「それも凄い嫌なんだけど、事務所のことにもいちいち色んなこと言ってきて、今日の朝ばったり会っちゃって言われたの、新しくなったって変わりやしない。お前さんもとっとと辞めて勉強に専念しな、10年近くやって未だにデビュー出来ないんだから諦めな。って」
「こんなに見知った人にそんなこと言われたのは初めてで、事務所否定されたのも嫌だったし、何よりあたしよりもJr歴長い人の事も否定された気がして、何でかわかんないけど人の目が怖くなって、それで学校行くの怖くなって、事務所のことで何か言われるんじゃないかって、大丈夫？って聞かれるんじゃないかって」
「あたしは元々ジャニーさんのことが好きじゃなかった。それと女ってことで引け目を感じてて…それでも、ジャニーズ事務所所属の人間ってことに誇りを持ってたから…！」
「だか、なんか、なんか、！」
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作者名：うみ | 作成日時：2023年10月7日 1時
