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1人でいたいだけなのに…
あの部屋に行けばいいんだけどあの部屋は爺さんがあたしのためだけに作った部屋。爺さんがくれた部屋なんかに居たくなくてなんとなくで事務所の近くの公園のブランコに座ってた
そこを湧と深田に見つかった
2人はさっきと違ってただ横に座ってる
「……ここ冷たいから2人は事務所行きなよ」
元木「お前もな」
即答…
5分も経ってないはずなのに10分とか30分ぐらい経ってる気がする
誰も喋んないこの空間が息苦しい
なんで今日パーカー着てこなかったんだろ、フードがあれば目まで隠せるのに、パーカー着てきてたらすぐにここから出れるのに
…
なんて、こんなこと思ってたって無意味なのに
さっき湧に連れてかれるべきだった？
今2人に相談すればいいの？
相談なんて出来ない、自分が今どう思ってるかも全然わかんないのに？
もうやだ、どうすればいいのよ、2人に見つかんなければ何も無いみたいに行けたのに
嫌になる
どうすればいいのか分かんなくて黙ってるだけの自分が
みんなからダメって言われてるのに爪を腕に立てることが
シにたいって、消えたいって思っちゃう自分が
涙が出てくる、泣きたくないのに、止めたいのに止まらない
こんなことで泣いちゃうなんて悔しい
精神、強くなったって思ってたのに
「ﾊｧ､ﾊｧ､ﾊｧ､ﾊｧ､ﾊｧ､」
呼吸が上手くできない、深呼吸しようとしても出来ない
とりあえずここから、
深田「落ち着いて。大丈夫だから」
元木「ゆっくり息吐いて、はぁーって」
「ﾊｧｰ」
元木「もうちょっとゆっくり。はぁーって」
元木「無理に泣くの止めようとしなくていい。爪も俺か深田に立てていいから今は息吐くことに集中して」
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作者名：うみ | 作成日時：2023年10月7日 1時
