かみのけの自慢 ページ12
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「…」
深田「莉々華？どうしたん？」
「別に」
深田「別にって…」
胡座かいて座ってたら莉々華が乗ってきた
俺を背もたれにされると首に莉々華の髪の毛が当たるから少しくすぐったい
「髪の毛」
深田「髪の毛？あぁ、染めたけど、」
「キラキラしてる」
深田「え、ありがとう？」
「髪の毛キラキラしてる、かっこいい」
手を伸ばして俺の髪の毛を触る莉々華、座ってる場所もあって莉々華が彼女だったらこんな感じなんかなって思った
湧くんたちにバレると殺されると思うから絶対言わないけど
「あたしも染めたんだよ、また青紫だけど。気づいた？」
深田「もちろん。昨日まで茶色だったから普通に気づいたよ、似合ってる、可愛いよ」
「んふふありがとう、深田もその色似合ってるよ、かっこいい」
染めた髪の毛を褒めてくれる莉々華はなんかいつもより落ち着きすぎててふんわりしてて、
深田「熱はない…」
「何してんの？」
深田「なんでもない」
「そう」
「ほんとはね、脇ぐらいまで切ろうかなって思ってたの。それで毛先だけじゃなくて全部染めようかなって。色はシアーベージュみたいな？」
「なんか、ばん！って変わりたくなって。けど両方似合う気がしなくてこれにした」
深田「短いのも似合うと思うけどねぇ。でも色はなんとなく分かるかも」
「でしょ」
深田「莉々華は黒髪が似合うから」
「あたしもそう思ってその色やめた。あと髪がブリーチして耐えれるか不安でさ。あたしの髪は細いし1本1本ふわふわしてるから毛先はブリーチあと1回しか耐えられないみたい」
深田「俺は莉々華のこの黒髪残るからそれでもいいと思うけどね」
「だから染めてないの」
「あたし自分の髪の毛、えっと、髪質？すごい好きなんだよね」
深田「俺も好きだよ」
「ありがとお、髪の毛ってさ、湿気凄いと大変なことになる人多いじゃん。けどあたしの髪湿気凄いと巻いたみたいになるんだよね」
深田「もしかして今日巻いてないん？」
「うん、湿気〜。朝静岡雨降ってたからね。ただブラシで梳かしただけ」
深田「いいなー、俺雨降ったら髪の毛大変だもん」
「いいでしょ〜」
深田「羨ましい！」
「んふふ」
青木「檜山くん気をつけないと深田に莉々華とられるかもよ！」
檜山「は？」
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作者名：うみ | 作成日時：2023年10月7日 1時
