落ち込んだ時 ページ26
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「紗夜！」
「…、元木さん」
元木「やっと見つけた」
「探してたんですか」
元木「だってお前誰にも言わずに消えるんだもん」
「書き置きを残したはずですが」
元木「それじゃあダメなの」
「…」
元木「とりあえず楽屋戻るぞ」
「すいません、それは無理です。今は1人でいたいので、」
元木「そう…」
「…」
元木「…」
「…」
元木「…」
「はぁ…なんで戻らないんですか」
元木「紗夜が戻んないから」
「1人でいたいと言いましたよね」
元木「でも紗夜を1人にはさせておけないから」
将聖や田村さんを1人にさせておけないのは分かる
けど私を1人にさせておけないのは意味がわからない
竜生なら妹だから、飛翔ならシンメだから、将聖と田村さんなら同い年だから、内村さんも何となくなら分かる
けど元木さんは？最年長だから？全く理由がわからない
元木「ミスは誰にだってあるからさ」
「…」
元木「次ミスしないようにすればいいよ」
「…」
元木「だからそんなに落ち込まないで、みんな心配してるし戻ろうぜ」
元木「ほら立って」
けど全く理由がわからないから、素直に言うことを聞けるのかしらね
元木「深田心配でヤベェ顔になってたから隣にいてやってよ」
「私も深田なんですけどね笑」
元木「そうそう、紗夜は笑うと可愛いんだからたまにでも笑ってればいいの」
「別に可愛くなんてありません」
元木「おっ！紗夜ちゃん照れる〜！」
「照れてません！」
元木「怒んなって〜」ニヤニヤ
「ニヤニヤしないでください！」
リクエスト、元木湧
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作者名：うみ | 作成日時：2023年9月12日 17時
