『約束』 (ページ17)

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「このリボン、あの時買ってくれたのに似てるわね」

竜生「あの時？」

「8歳の誕生日の時に貴方が買ってくれたリボン」

竜生「そうそのリボンに似てたから買ってきた！覚えてたん？」

「もちろん覚えてるわよ」

私の宝物なんだから

元々リボンは付けていたけど今のような付け方はしていなかった

8歳の誕生日にお母さんと竜生と3人で私が食べたいって言ったアイスを食べに近所にあるショッピングモールに行った

家から1番近いアイス屋さんはそのショッピングモールの中のフードコート

食べ終わって寄らせてもらったそのショッピングモールにある100均で見つけたラッピング用のリボン

欲しくてずっと見ていたら竜生が買ってくれたのよね

「このリボン使って大きなステージに立つ、目標の成人する前に叶えるとはね」

竜生「何なんそれ？」

「覚えてないの？」

『アイドルになって大きいステージに立つ時にも付けるから残しておいてるの』

竜生「あー！したわ、そんな約束！」

「忘れないでよ…」

「今思うと凄いことよね。なりたいって言っていたアイドルになってなりたいなーって思っていたプリキュアにもなって、東京ドームでギターも弾けて…」

竜生「ならWセンターも叶えなきゃね」

「そうね」

竜生「その時のために今のうちに曲作っちゃう？」

「は」

竜生「いいからいいから、どんな感じにする？やっぱかっこいいの？」

「…。こんなのはどうかしら？」

♪𓂃

竜生「おぉー！」

♪♪♬︎𓂃

竜生「すげぇ、かっこいい」

「ありがとう」

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