【wrwrd】「 ─────── 」【企画後編】 (ページ6)

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寒空の星/shp ページ6

今日は我が天文部の恒例行事である学校の屋上での天体観測の日！
あぁ……寒空の下で見る星空って特別感！すごく綺麗
冷たい空気で鼻の奥がツンとなる。
この感覚も冬ならではって感じがしてとても好き

冬の星が1番好きだから冬もとても好きになった。
星ってほんとに、ほん～とに……

｢こんな寒い日にせんで良くない…？ほんま…｣

ヘブショイ！！！とクソデカクシャミをかまして鼻を啜っているのは顧問であるショッピ先生。
せっかくこんな素敵な星が見れる日に！まったく！

｢ショッピ先生も、ほらもっとこっち来て見ましょうよ！あと先生夏の日も｢こんな暑い日にせんで良くない？｣って言ってたの私覚えてますからね！｣
｢俺はいつでも真実を言ってるんやで｣
｢情緒の欠片もないですねぇ！｣

ま、たしかに暑くて寒いのはほんとだけども
もうちょっと天文部の顧問らしくならないのかなぁこの人は。
レジャーシートを広げてモコモコとした紫の上着で身をくるみ、あったかそうなココアを飲んでいるショッピ先生の隣に腰をかける

｢ココアずるーい｣
｢買ってきたら｣
｢ケチ！！！！！！｣

ふんだ！いいもんね！ココアより欲しみてる方がいいもん
あーあ、望遠鏡持ってきたら良かったなぁ荷物重くなるから辞めちゃった
あっちで見てる他の部員の子に貸してもらおっと

流れ星とか流れたらいいのになぁ
まあ、それはちょっと欲張りすぎかもしれないね

｢それにしてもお前すごいよなぁ｣
｢ん？私ですか？｣