おねーさんとチビ助【影浦雅人】 (ページ5)

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影浦「、、、ありがとよ、、」ページ5

影浦雅人side

田中？『いいから貸しなって』

あっ、くそっ取られた。

「おい、返せよ」

田中？『よーし、帰るぞ！』

「はぁ？お前ん家にか？」

なんでこいつの家に行くんだよ。

田中？『え？違うけど、、あ！もしかして私の家に行きたかった？？』

はぁ〜、こいつといると疲れる。

「はぁ〜、」

田中？『え、何そのため息、って言うかチビ助の家教えてよ』

「誰が教えるか、」

田中？『えー、あっ！そっかまだ会って間もない人に家なんて教えるわけないか』

その通りだ。馬鹿なくせによく分かったな。

田中？『じゃあ、近くまで教えてよ』

近くまで？なら別にいいか、、、な？コイツ何言っても聞かなそうだし。

「真っ直ぐ」

田中？『おっけー、あ、手は繋ぐ？』

は？

「繋がねぇーし！！」

田中？『なはは笑ジョーダンだよ』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

コイツ！！ムカつく

「チッ」

俺たちは俺の家の近くまで歩き出した。

ーーーー

田中？『ここら辺かな？もう大丈夫だよな』

「、、、」

田中？『おや、どおした？チビ助？』

『もしかして離れるのが寂しいのか？笑』

また、コイツからかってきやがって

「チゲぇーよ！」

俺はすぐこいつから荷物を取り返した。すぐ帰ろうと早歩きで家に戻ろうとする。

田中？『バイバーい、またね！！』

うぜぇー、もう少し声を小さくして喋れないのか？

俺は動かしていた足を止めた。

田中？『？』

「、、、ありがとよ、、」ボソッ

田中？『え？なんて？』

「チッ、なんでもねぇーよ！」

俺は少し恥ずかしくなって走って帰った。

田中？『走ると危ねぇーぞ！』

田中？(本当は聞こえてたよ笑)

『可愛いとこあんじゃん』