おねーさんとチビ助【影浦雅人】 (ページ37)

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昔話ページ37

No side

影浦「チッ、うぜぇー、」

『！』

影浦「好きにしろよ、もう知らねぇ」

『、、、』

影浦はそう言い、反対方向に歩いていった。

村上「、、あ、影はそういう意味で言ったんじゃ、」

『分かってる、、チビ助は私のことを心配してくれてるんだよ！！きっと、』

『だから、ちょっと行ってくる！』

Aは影浦の後を追って走っていった。

穂刈「影があんな必死になってんの初めて見たな」

当真「だな」

水上「それほど大切な人なんやろ、機関砲が良かったかな」

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影浦雅人 side

くそっ、、、あいつまで入らなくていいんだよ。あいつは俺が守るって決めたじゃねぇか。あいつが入ったら意味ねぇだろ。

俺の足は無意識にあの公園に向かっていた。

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神道A side

チビ助、、どこだ？

私はボーダー基地を出て、チビ助を探しにずっと走り回っていた。4人前の街並みとは少し変わっていたが、私は迷わずあそこへ向かった。

〜〜〜〜

！あの黒い頭

『ﾊｧﾊｧ、、チビ助！！』

影浦「！、、、チッ、何しに来たんだよ」

『チビ助を探しに来たに決まってるでしょ』

影浦「、、、、」

私はチビ助の座っている隣に座った。

そして、

『私ね、、、4歳の時に母親が亡くなったんだ。私を庇って刺されたの』

影浦「！」

『私の両親はとても仲が良かった。喧嘩もあまりしなくて、お互いに愛し合っていたの。でも、お母さんが亡くなってからは、お父さんは別人のように変わり果てちゃった』

『朝からお酒を飲んでね、酷い時には暴力まで振るってきた。でもね、私が7歳の時にお父さんは空き巣にはいられて刺されて亡くなったの。』

『2回も目の前で刺されて亡くなったんだ。それで私はおばさんに引き取ってもらったんだけどね、よく思ってなかったみたい。毎日嫌がらせされたよ。』

『学校でも虐められた。両親がいないって、近所でも、家でも。私の居場所はどこにもなかった。1人には慣れっこだったんだけどね』

『でも、そんな私にも初めて友達ができたんだ。可愛い女の子だったんだけど、ある日2人で学校から帰って商店街を歩いてた時、なにか事件があって、その犯人が私たちの方に走ってきてたの。』