田中？『私の美貌に惚れたか！』 ページ4
影浦雅人side
あいつとあって3日後、夏休みに入っていた。
今日はお母さんにお使いを頼まれたから近所のスーパーに行って買ってきた。家に帰るには、あの変な奴と会った公園を通らないといけない。
ん？あの姿は、よく目立つ金髪。そしてどこの学校かは知らないが制服を着ている。そういえば前もだったな。
田中？『おーい！チビ助ー』
ブンブン俺に向かって手を振っている。
田中？『また会ったな。チビ助ー、元気にしてたか？？』
『あ、もしかして私に会えなくて寂しかったかー？笑』
「チゲぇーよ、バカか」
てか、俺の頭を撫でてんじゃねぇーよ！離せよ！！
田中？『お前の頭ふわふわしてんな、気持ちいな』
「やめろよ、気持ち悪い」
田中？『えー、酷！てか、おつかい？偉いねー』
「母さんから頼まれたんだよ」
朝から買いに行かせやがって。
田中？『偉い！偉いぞ！』
だから、頭撫でんなって！！！
田中？『よし、そんなチビ助にはお姉さんがジュースを奢ってあげよう！！』
「いらねぇーよ、っておい！」
すると、いつの間にかあいつは近くの自販機に走っていった。はえーな。
田中？『あ！！』
「んだよ、」
急に叫びやがって、どうしたんだよ。
田中？『お金が無い、、、』
は？1000円とかのものを買うのにお金が無いとかならまだわかるが、ジュースって安いやつで100円だぞ！？そんなに金ねぇのかよ。
田中？『ごめんな、チビ助。お姉さん今、37円しか持ってねぇんだ』
「少なっ！」
思わず少なって言ってしまった。37円、俺でもお小遣いで100円以上は持ってるぞ、、金無さすぎだろ
「てか、要らねぇーし」
田中？『、、、金が溜まったらいつか奢るからな！』
「いや、要らねぇーよ。貧乏人に奢ってもらってもいらねぇーよ」
「自分に使えや」
田中？『えー！チビ助お姉さんのこと心配してくれてんのか！？優しいなお前』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
「うぜぇー！！てかお前オバサンだろ」
田中？『酷いなー！これでもJKですけど！！』
「高校生なのか」
田中？『おや、この私の美貌に惚れたか？』
何言ってんだこいつ。
田中？『え、ごめんて、そんな顔で見ないでよ』
はぁ〜、もう帰らねぇと。
田中？『おや、もうこんな時間か、それ持つよ、貸して』
「はぁ？いいよ、持てるし」
田中？『こんな時ぐらい年上に甘えときなさーい』
影浦「、、、ありがとよ、、」→←？？？『私の名前は田中 かなただ！！逆さに読んでも同じだぜ』
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作者名：幻蒼影 | 作成日時：2023年10月8日 21時
