おねーさんとチビ助【影浦雅人】 (ページ26)

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田中？『小さい頃の私!可愛いだろ!』ページ26

影浦雅人side

今日はアイツが行方不明になってちょうど4年目。朝学校に行く前にあいつの家って言ってもアパートだがそこに寄って行こうと思った。

そこに行くと、なんか誰かが話していた。(大家さんか？)

？？「？あれ？君もしかして、2回に住んでいた女の子とお友達だったわよね」

(あいつのことか？)

？？「この家、もう取壊すことにしたんだけど、中の荷物とかをどうしようかと思ってね」

影浦「取り壊す？」

マジかよ、、、

？？「ええ、」

「ちょっと待ってください」

とりあえず、母さんに電話だな。

影母(もしもし？どうしたの雅人)

(あいつのアパート取り壊すんだってよ。だから中の荷物とかどうしようかって大家の人が)

影母(えぇー！取り壊すの？！、、ちょっとあなたー田中さん？の家取り壊すんですって！)

影父「ほんとか？！それは大変だ。今すぐ取りに行くぞ」

影母(ちょっとまってて雅人、今荷物を取りに行くわ)

(あぁ、分かった。)

「少し待っててください。」

大家「そう？なら鍵渡しておくから取り終わったら返しに来てちょうだい」

「あぁ、」

〜〜〜〜

影母「雅人！」

「おせーよ」

影母「ごめんね、準備に時間がかかったの」

影母「よし、始めようか」

「おう」

〜〜〜〜

あいつの部屋に入ると懐かしく感じた。

これは、、、いつの日か一緒に撮った写真だ。懐かしいな。

“雅人〜！“隣の部屋から聞こえた。俺はその写真を持って行った。

影母「雅人、コレ見て」

そこにあったのは、アイツのアルバムだった。それと一緒に日記もあった。

その内容は、学校のこととか普段の生活のこと、それから、、、俺のことも書いてあった。

影母「雅人、これもあったわ」

手紙？そこには“チビ助へ“と書いてあった。俺宛じゃねぇか。

〜〜

元気か？チビ助。

私は元気だぞ！この手紙を読んでるってことは元気じゃないかもしれないがな笑

ありがとう。私は君に会えて本当に良かった。

実はな私、5際の頃に親をなくしてるんだ。その後も友達もなくしてな。私は死神とか言われたよ。

そこから私は毎日がつまらなくなってな。もう死んだ方がいいんじゃねぇかとか思ったよ。

でもな、チビ助と会ってから毎日が楽しくてよ。

ほんとに感謝してもしきれないよ。

ほんとにありがとう。

〜〜〜
一緒に押し花も入ってた。

「チッ、クソっ！」

俺は涙が出るのをこらえた。